2026年のPGAツアーを語る上で、もはやこの名前を避けて通ることはできない。クリス・ゴッテラップ——26歳のアメリカ人ゴルファーが、シーズン開幕からわずか3戦で2勝を挙げ、ゴルフ界に衝撃を与えている。
開幕3戦2勝——驚異的なスタートダッシュ
1月のソニーオープン・イン・ハワイでは、ライアン・ジェラードに2打差をつけて堂々の優勝。続く2月のWMフェニックスオープンでは、最終日に後半6ホールで5バーディーという驚異的な追い上げを見せ、7アンダー64をマーク。プレーオフに持ち込み、初のプレーオフホールで松山英樹を下して勝利を手にした。
松山英樹との激闘が生んだ「新世代vs.レジェンド」
フェニックスオープンのプレーオフは、日本のゴルフファンにとっても忘れられない一戦となった。松山英樹が最終18番でパーパットを外してプレーオフに突入し、ゴッテラップがバーディーで決着をつけた。敗れた松山は「彼のプレーは完璧だった。次世代のスターが現れた」とコメントし、若きライバルの実力を認めた。
ラトガース大学からの異色キャリア
初めてのオーガスタ——マスターズデビュー
今週のマスターズ2026は、ゴッテラップにとって初めてのオーガスタ・ナショナル。「練習ラウンドで12番(ゴールデンベル)に立った時、鳥肌が立った」と語るゴッテラップは、ルーキーとしてのプレッシャーを楽しんでいるようだ。
初日・2日目はカットライン付近で苦戦したものの、経験豊富なベテラン勢が支配する大会で予選通過を果たしたこと自体が大きな成果。今後のメジャー大会での活躍が期待される。
マキロイ、シェフラーに次ぐ「第3の男」
2024年以降のPGAツアーで4勝は、ロリー・マキロイとスコッティ・シェフラーに次ぐ数字。26歳にしてすでにツアーのトップティアに名を連ねるゴッテラップは、ブリヂストンゴルフとの契約でプロトタイプボール「VS BLACK MINDSET」を使用。用具メーカーからの注目度も急上昇中だ。
シーズンはまだ序盤。全米オープン、全英オープン、そしてPGA選手権——メジャー4大会すべてで優勝争いに加わるポテンシャルを秘めた男が、2026年のゴルフ界を席巻するかもしれない。