マスターズ2026の最終ラウンド(4月12日)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が2番ホールのティーショット後にドライバーを地面に叩きつけて破壊する場面が全世界に中継された。オーガスタ・ナショナルは即座に行動規範に関する警告を発し、SNSでも大きな物議を醸している。

2番パー5で何が起きたのか

問題のシーンは最終ラウンドの2番ホール(パー5、575ヤード)で起きた。ガルシアのティーショットが思い通りの弾道にならず、フラストレーションを爆発させたガルシアはドライバーのシャフトを地面に叩きつけた。その衝撃でクラブヘッドが外れ、ドライバーは使用不能に。ギャラリーからは驚きの声が上がった。

オーガスタから「行動規範」警告

マスターズを主催するオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、紳士的な振る舞いを重視することで知られる。クラブの破壊行為はその精神に反するとして、ガルシアに行動規範違反の警告が発せられた。マスターズでこうした公式警告が出されること自体が異例であり、事態の深刻さを物語っている。

「オーガスタ・ナショナルは『紳士のゲーム』の象徴。どんな選手であっても、感情をコントロールすることが求められる」── ゴルフ評論家

ガルシアの「癇癪」は今に始まったことではない

2017年マスターズ王者のガルシアだが、コース上での感情の起伏が激しいことでも知られている。過去にもクラブを投げたり、バンカーを故意に荒らしたりといった行為で物議を醸してきた。今回の事件は、46歳のベテランにとって「またか」という印象を持つファンも少なくない。

LIVゴルフ所属選手としての立場

現在LIVゴルフに所属するガルシアは、マスターズへの招待枠で出場している。LIVゴルフの選手がメジャー大会で物議を醸すことは、ゴルフ界の政治的な論争にも火をつけかねない。PGAツアーとの対立構造の中で、LIV選手の行動が注目されるのは避けられない状況だ。

SNSの反応は真っ二つ

この一件に対するSNS上の反応は分かれている。「プロとしてあり得ない」「オーガスタの格式を汚した」という批判の声がある一方、「選手だって人間。プレッシャーの中で感情が出ることもある」という擁護の声も。ただし、ゴルフのマナーや伝統を重視するファン層からは厳しい意見が大半を占めている。

日本のゴルフマナー文化から見ると

日本のゴルフ文化では、クラブを折る行為は極めて重大なマナー違反とされる。アマチュアのラウンドでも同伴者に不快感を与える行為として厳しく見られるだけに、世界最高峰の舞台でのこうした行為は、日本のゴルファーにとって特にショッキングに映るだろう。

出典: NBC Sports「2026 Masters Final Round Live Updates」/ Golf Channel / Yahoo Sports