LPGAツアー「ミズホ・アメリカズ・オープン」の最終日、タイのジーノ・ティティクル(アタヤ・ティティクル)が通算13アンダーで大会連覇を達成した。 最終ラウンドは3アンダー69を記録し、ルオニン・インを4打差で退けた。今季2勝目・キャリア9勝目となった。

最終日の展開——16番で勝負を決めた2打差のスイング

最終ラウンドを2打差の首位でスタートしたジーノ。序盤、2位のルオニン・インが猛チャージをかけ、1打差まで詰め寄る緊迫の展開となった。

勝負の分かれ目となったのはパー3の16番ホール。ジーノがバーディを奪う一方、インはボギーを叩き、一気に2打差が開く大きな2打差スイングが生まれた。

その後ジーノはバックナインで着実に追加バーディを重ね、最終的に4打差の快勝でホールアウト。マウンテン・リッジ・カントリークラブ(ニュージャージー州ウエスト・コールドウェル)での大会2連覇を達成した。

ミズホ・アメリカズ・オープン2026 表彰式 ジーノ・ティティクル
表彰式でともに笑顔を見せるジーノと関係者たち(©LPGA)

ミズホ・アメリカズ・オープン2026 最終リーダーボード

順位選手名国籍スコア最終日
優勝ジーノ・ティティクルタイ-1369(-3)
2位ルオニン・イン中国-9
その他選手

今季2勝目——今年はホンダLPGAタイランドに続く連勝

ジーノは今年2月の「ホンダLPGAタイランド」で今季初勝利を収めており、ミズホ・アメリカズ・オープンが今季2勝目となった。 これでキャリア通算9勝目となり、女子ゴルフ界における圧倒的な存在感を改めて示した。

ジーノ・ティティクル ミズホ・アメリカズ・オープン2026 第1ラウンド
初日から安定したショットを見せたジーノ(©LPGA、第1ラウンド)

悔しさをにじませたルオニン・イン——「必ずいいことが起きる」

2位に終わったルオニン・インは、最終ラウンドで全18ホールのグリーンを外さない完璧なアイアンショットを見せた。 フェアウェイを外したのもわずか1ホールだけ。それでも勝利には届かなかった。

「何か素晴らしいことが起きると信じている。ただそれがいつなのか、まだ分からない」とインはコメント。 直近1年ちょっとでの4度目の準優勝という悔しい結果を振り返り、逆に前向きな言葉で会場を後にした。

20代女性(兵庫)

「ジーノは何年か前から追いかけているけど、やっぱり別格。ルオニンもグリーン全部乗せたのに4打差って、もはや技術の話じゃないですよね。精神的な強さが違う。」

ジーノ・ティティクルとはどんな選手か

アタヤ・ジーノ・ティティクル 2022年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権
KPMGウィメンズPGA選手権でのジーノ・ティティクル(Wikimedia Commons, CC BY-SA 2.0)

本名アタヤ・ティティクル(タイ語:อทิตยา ธิติกุล)、通称「ジーノ」として世界的に知られるタイ出身のプロゴルファー。 2021年のLPGAツアー参戦以降、急速に頭角を現し世界ランキング1位の座を射程に収めている。

最大の特徴は安定したアイアンショットとプレッシャー下での集中力だ。 今大会でも首位をキープしながら追い上げるインのプレッシャーをはねのけ、大事な場面でバーディを量産してみせた。

ジーノ・ティティクル プロフィール
出身:タイ王国
生年月日:2003年2月20日(23歳)
プロ転向:2021年
LPGA通算勝利:9勝(2026年5月時点)
2026年成績:ホンダLPGAタイランド優勝・ミズホ・アメリカズ・オープン優勝

今後の注目——全米女子オープン・全英女子オープンへ向けて

LPGAツアーはこの後も主要大会が続く。 今季2勝を挙げたジーノが全米女子オープン(7月予定)や全英女子オープンに向けてどんなパフォーマンスを見せるか、世界中のゴルフファンが注目している。

一方のルオニン・インは今年も惜しい2位が続いているが、「いつか必ずいいことが起きる」というポジティブな言葉通り、近いうちに悲願の勝利を掴む可能性は十分にある。

2022年KPMGウィメンズPGA選手権でのアタヤ・ティティクル アプローチショット
KPMG女子PGAでのジーノのアプローチショット(Wikimedia Commons, CC BY-SA 2.0)

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