LPGAツアー「JMイーグルLA選手権 presented by Plastpro」第3ラウンドがカリフォルニア州のエル・カバレロ・カントリークラブで行われ、キム・セヨン(韓国)が通算アンダーのトップを守った。ただし残り5ホールで8打差あったリードが一気に2打差まで縮まる波乱のムービングデーとなり、初日63で独走した岩井千怜(チサト・イワイ)ら日本勢にも逆転Vのチャンスが広がっている。

キム・セヨン、8打差が2打差に——残り5ホール4連続ボギーの大波乱

キム・セヨンは第3ラウンドで残り5ホールを残した時点で8打のリードを持ち、勝負あったかに見えた。しかし、そこから突如として4連続ボギーを喫し、一気にリードが2打まで縮小。最終18番ではグリーン奥からのアプローチで寄せワンを決めてなんとか首位を死守した。この日のスコアは1オーバー71。「最後のパッティングが今日のハイライト」と試合後に苦笑いで語った。大会は賞金総額が100万ドル増額され、優勝賞金は今季LPGA有数の高額となる。

初日に驚愕の63を叩いた岩井千怜、首位陥落もトップ10で最終日へ

23歳の岩井千怜(チサト・イワイ)は初日、なんと7ホール目までで7アンダー、最終的に9アンダー・63をマークして2打差の単独首位発進。このスコアはエル・カバレロでの近2年間のラウンドベストタイの快挙だった。第2ラウンドは1打差の2位、第3ラウンドは通算11アンダーのT9でフィニッシュ。首位キムとは8打差まで広がったが、前日の残り5ホール崩壊劇のような展開が再来すれば逆転Vも現実的な射程圏内だ。

エル・カバレロ・カントリークラブ(カリフォルニア州タルザナ)の空撮ビュー
チキータイムなき連続起伏のレイアウトが選手を苦しめる/出典: LPGA

第3ラウンド終了時点 注目選手のポジション

順位選手名通算
1キム・セヨン(韓国)-19
2パティ・タヴァタナキット(タイ)-17
T9岩井千怜(日本)-11
出場岩井明愛(日本)予選通過・追走
出場山下美夢有(日本)予選通過・追走

岩井姉妹——ツインLPGA戦士の活躍

岩井千怜の双子の姉・岩井明愛(アキエ・イワイ)は昨年の同大会で2位、昨夏ポートランド・クラシックでLPGA初優勝を飾った。千怜自身も昨シーズンにメキシコ・リビエラマヤオープンでLPGA初優勝を達成しており、今季2勝目に王手をかけている。さらに世界ランク6位の山下美夢有(みゆ)は昨年のAIGウィメンズ・オープン覇者として注目を集めており、エル・カバレロの正確なショット力が求められるレイアウトでの好相性が期待されている。

最終日の放送時間(日本時間)

最終ラウンドは現地時間19日朝にスタート。日本時間では4月20日(月)未明〜朝にかけての放送で、ゴルフネットワークと一部はNBCピーコックでの配信が行われる予定。日本勢3人の最終日の行方、そしてキム・セヨンが「悪夢の残り5ホール」をどう乗り越えるかが最大の見どころだ。