世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが、キャデラック選手権の記者会見で2027年ライダーカップ主将にジム・フューリックが選ばれた件についてコメント。「私への相談はなかった。メディアと同時に知った」と明かしつつ、「彼なら絶対にうまくやる」とフューリックへの全面支持を表明した。
「電話番号は知っているはずだ」―相談なしに皮肉交じりの発言
4月29日、マイアミのトランプ・ナショナル・ドラールで行われたキャデラック選手権の前哨戦記者会見。シェフラーは記者から「フューリック主将就任について意見を求められたか」と問われると、率直に答えた。
さらに記者に「意見を言いたかったか」と追われると、「言いたいかどうかは彼ら(PGA of America)次第だ。私が言いたければそれを伝えられる環境だろうし、電話番号だって知っているはず。大会出場申請書に書いたんだから」と、皮肉を交えながら答えた。
それでも「フューリックなら最高のキャプテン」と全面支持
やや棘のある発言ではあるが、シェフラーはフューリックへの信頼を強調した。2024年のプレジデンツカップで共に優勝を経験した間柄だ。
フューリックは2018年のライダーカップではフランスのル・ゴルフ・ナシオナルで米国を率いたが、ヨーロッパに17.5−10.5で大敗。しかし2024年のプレジデンツカップでは米国チームを優勝に導いており、リベンジの機会をライダーカップで果たせるか注目される。
シェフラーの複雑なライダーカップ史
シェフラーがライダーカップ主将人事に敏感な理由は、自身の成績にある。現時点でライダーカップ3大会(2021年・2023年・2025年)に出場し、通算成績は3勝6敗3分けと、世界No.1の看板に見合わない成績が続いている。
| 年 | 開催地 | 結果 | シェフラーの成績 |
|---|---|---|---|
| 2021年 | ウィスリング・ストレイツ(米) | 米国勝利 19−9 | 4勝1敗0分 |
| 2023年 | マルコ・シモーネ(伊) | 欧州勝利 16.5−11.5 | 1勝3敗1分 |
| 2025年 | ベスペイジ・ブラック(米) | 欧州勝利 | — |
米国は2023年・2025年と連続でヨーロッパに敗れており、2027年アイルランド・アデア・マナーでの第46回大会でリベンジが悲願となっている。フューリックはPGA of Americaより9人目の「複数回米国主将」として選出され、ジャック・ニクラウスやアーノルド・パーマーら名手に名を連ねた。
欧州主将ルーク・ドナルドとの戦いへ
一方、欧州側の主将はルーク・ドナルドが続投する見込み。2023年の勝利を率いたドナルドは、すでにアデア・マナーを視察するなど準備を進めている。アイルランドで欧州の地の利を活かす欧州に対し、米国がどう対抗するかが焦点だ。
シェフラーは今週のキャデラック選手権(4月30日〜5月3日、トランプ・ナショナル・ドラール)に世界No.1として出場。直近2大会でマスターズとRBCヘリテージで2位と連続して惜敗している「呪いの2位」を払拭し、今シーズン2勝目を狙う。