ノルウェー出身28歳のPGAツアールーキー、クリストッファー・ライタンがトゥリスト選手権(クイール・ホロウ・クラブ)で15アンダーを記録し、リッキー・フォウラー、ニコライ・ホイガードを2打差で振り切って初優勝を飾った。ツアーデビューからわずか15試合目での快挙で、賞金総額2,000万ドルのうち360万ドル(約5.5億円)を獲得した。
最終成績:上位10名
| 順位 | 選手 | 国籍 | トータル | R4 | 賞金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | K・ライタン | ノルウェー | -15 (269) | -2 (69) | $3,600,000 |
| T2 | R・フォウラー | 米国 | -13 (271) | -7 (65) | $1,764,000 |
| T2 | N・ホイガード | デンマーク | -13 (271) | -3 (68) | $1,764,000 |
| 4 | A・フィッツパトリック | イングランド | -12 (272) | +1 (73) | $968,000 |
| T5 | T・フリートウッド | イングランド | -11 (273) | -3 (68) | $714,000 |
| T10 | C・ヤング | 米国 | -9 (275) | +2 (74) | $354,667 |
ライタンの逆転劇:15番での決定打
第4ラウンドを首位から1打差の2位でスタートしたライタン。前半はバーディーがなかなか奪えず、13番終了時点でもフォウラーとフィッツパトリックに1打差を追う展開だった。
しかしフォウラーはフロント9を「30」という驚異的なスコアで駆け抜け一時リードを奪うも、16番で6フィートのバーディーパットを外す。この隙にライタン、フィッツパトリック、ホイガードの3人が追いつき4者同スコアに。
そして15番パー5の第2打でグリーンを捉えたライタンが2パットでバーディー。ここで決定的なリードを奪った。フィッツパトリックはラフに捕まりパー止まり、ホイガードは16番でボギーを叩いて後退。そのまま残り3ホールを「イーブンパー」でまとめたライタンが初優勝のトロフィーを手にした。
「言葉が出てきません。正直これほど早く優勝できるとは思っていなかった。夢が叶った瞬間です」
ライタンとは何者か:ゴルフかサッカーか、選んだ先にある栄光
クリストッファー・ライタンはノルウェー出身の28歳。幼少期はサッカーとゴルフの二刀流だったが、ゴルフの才能が抜きん出ていることを悟り競技ゴルフ一本に絞った。両親は毎年クリスマスにスペインへ連れて行き、冬でも練習できる環境を用意した。
DPワールドツアーで2勝を挙げるも、その後ツアーカードを失うなど苦境の時期も経験。一時はYouTuberに転身することすら考えたという。しかし気持ちをリセットし自分の才能を再発見したことで、2026年のPGAツアー参戦後は着実に成績を積み上げてきた。
今シーズン最高成績はズーリック・クラシックでの2位(ヴェントゥラとのベストボール形式)。それからわずか数週間後にシングルで初優勝を飾った。
- 出身:ノルウェー・ドロバック
- 年齢:28歳
- 世界ランキング:優勝後に大幅ランクアップ見込み
- PGAツアー通算:1勝(15試合目で初優勝)
- DPワールドツアー:2勝(キャリア通算3勝目)
キャメロン・ヤングの失速と他の注目プレー
世界3位のキャメロン・ヤングは第3ラウンドで「63」をマークし、先週ドラルでの勝利に続く連勝を目指した。しかし最終日の2番ホールでまさかのダブルボギー。その後のプレーも噛み合わず「74」で後退、通算9アンダーの10位タイに終わった。
第3ラウンドリーダーのアレックス・フィッツパトリック(イングランド)は17番ホールのラフからのアプローチが大失敗。グリーンに届かないまさかのダブルボギーで優勝戦線から脱落した。
来週はいよいよPGAチャンピオンシップ2026
PGAツアーはいよいよ今シーズン2つ目のメジャー、PGAチャンピオンシップ(5月14〜17日)へ突入する。会場は1962年以来の開催となるアロニミンク・ゴルフクラブ(ペンシルバニア州)。
ディフェンディングチャンピオンのスコッティ・シェフラーがオッズ1番手(+400)、今年のマスターズ覇者ロリー・マキロイが2番手(+750)で注目を集める。日本勢は松山英樹がフィールドに名を連ねており、国内ファンの期待も高まる。