ティーショットが林の奥へ消え、「OBです」と言われた瞬間、頭が真っ白になる。
何打目から打ち直す? スコアは何と書く?
初心者がいちばん混乱するOBの数え方を、具体例でやさしく整理する。
まず結論から。OBの処置は「ストロークと距離の罰」で、元の場所から打ち直す。
打った球(1打)はそのまま数え、さらに1打罰が加わる。
合計2打分が増えるので、ティーショットOBなら次に打つのは3打目だ。
| 場面 | 打った球 | 罰打 | 次に打つのは |
|---|---|---|---|
| ティーショットがOB | 1打目 | +1打罰 | 3打目 |
| 2打目がOB | 2打目 | +1打罰 | 4打目 |
| 3打目がOB | 3打目 | +1打罰 | 5打目 |
「OB=2打罰」と覚えるより、「打った1打は消えない+罰1打」と分けて考えると間違えない。
球がOB杭の外(白杭の外側)に止まっていればOB。
杭と杭を結んだ線で内外を判断し、迷ったら同伴者に確認する。
境界がきわどいときは、後述の暫定球を打っておくと安心だ。
正式ルールでは、最後に打った場所の近くから打ち直す。
ティーショットなら同じティーイングエリアから打ち直してOK。
このとき打つ球が、ティーショットなら「3打目」になる。
打った球+1打罰+打ち直しの球、と順に数えていく。
ホールアウトまでの総打数を、最後にスコアカードへ記入する。
罰打は別に書かず、総打数の中に含めるのが基本だ。
スコアカードには「そのホールにかかった総打数(罰打込み)」を数字で書くだけ。
難しく考えず、最後まで数えた合計を記入すればいい。
| 打数 | プレー内容 |
|---|---|
| 1打目 | ティーショット → OB |
| (+1打罰) | OBの罰 |
| 3打目 | ティーから打ち直し → フェアウェイ |
| 4打目 | セカンド → グリーン手前 |
| 5打目 | アプローチ → オン |
| 6・7打目 | 2パットでカップイン |
この例ならスコアは「7」。
OBの罰打もすべて含めた合計を書くので、別欄に罰を書く必要はない。
よくある間違い:OBを「1打罰だけ」と数えてしまい、打ち直しを2打目と書くミス。打った1打は消えないので、ティーショットOBの打ち直しは必ず3打目から。
多くのコースには「プレ4(前進4打・特設ティー)」というローカルルールがある。
ティーショットがOBのとき、元の場所に戻らず、フェアウェイ途中の特設ティーから打てる仕組みだ。
このとき特設ティーから打つ球は「4打目」。
戻る時間を省けるので、混んでいる日や初心者ラウンドで重宝する。
プレ4は正式ルールではなくローカルルール。採用しているか、特設ティーの位置、数え方はコースの案内に従う。競技では使えないこともあるので注意。
打った球がOBか紛失か微妙なときは、「暫定球を打ちます」と同伴者に宣言してからもう1球打つ。
これで戻る往復を省け、後ろの組を待たせずに済む。
元の球が見つかってセーフなら、そのまま元の球でプレーを続行。
暫定球の打数は数えない(なかったことになる)。
暫定球でプレーを続ける。
元の1打+1打罰+暫定球、と数えるので、ティーからなら暫定球が3打目になる。
「暫定球」と宣言を忘れると、その球が正式な打ち直し扱いになり、元の球は探せなくなる。必ずひと言、宣言してから打とう。
業界人Kの視点
スコアを崩す人の多くは、OB1発より「OB後の動揺」で大叩きする。数え方が曖昧だと、打ち直しでも力んでまたOB…の連鎖になりやすい。だからこそ、OBの処置は頭に入れておくほど落ち着ける。個人的なおすすめは、OBが出やすいホールでは最初から暫定球を用意する勇気を持つこと。戻る時間も省け、メンタルも立て直せる。ルールは縛りではなく、自分を守る道具だと思って使ってほしい。
OBの原因の多くは、曲がりやすいクラブを無理に振っていること。
つかまりが良く曲がりにくいドライバーや、やさしい7番ウッドに替えるだけで、OBの数は確実に減る。
まずは中古でも十分なので、やさしいクラブを試してみるのも手だ。
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数え方さえ落ち着いて整理できれば、OBは1ホールの失点で止められる。
あとは打ち直しで力まないこと。これが大叩きを防ぐ最大のコツだ。
「OBが出ても、数え方さえ分かっていれば慌てない。慌てないから次でリカバリーできる。ルールを覚えるのは、上手くなるためじゃなくて“崩れないため”だと思ってる。」
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