ルール・上達
ゴルフ 池ポチャ(ペナルティエリア)の処置と罰打 完全ガイド|ドロップの手順とスコアの数え方【2026】
2026年6月19日執筆:K(ゴルフ業界人・ゴルフ歴15年)
気持ちよく打った1打が、無情にも池へ「ポチャン」。
このとき多くの初心者がつまずくのが、何打罰でどこから打つのかだ。
正しい処置を知っておけば、慌てず・同伴者に迷惑をかけず、スコアも最小限で済む。
この記事のポイント- 池ポチャは「1打罰」。OBとの数え方の違いがわかる
- 黄杭・赤杭それぞれの救済(ドロップ)の選択肢
- 膝の高さからのドロップ手順と、スコアの正しい数え方
結論|池ポチャは「1打罰」でドロップして打ち直す
まず覚えるのはこれだけ。
池(ペナルティエリア)に入れたら、1打罰を加えてドロップし、次の球を打つ。
罰は1打だけで、池の中から無理に打つこともできる(その場合は無罰)。
たとえば第2打を池に入れたら、その2打目+罰1打=合計2打を消費。
ドロップして打つ球は「4打目」になる。
OBのように打ち直しで実質2打罰になるケースとは、数え方が違うので注意しよう。
黄杭と赤杭の違い|救済の選択肢が変わる
ペナルティエリアには、境界を示す2色の杭(または線)がある。
色によって使える救済の数が変わるのがポイントだ。
| 種類 | 色 | 主な場所 | 救済の選択肢 |
|---|
| イエローペナルティエリア | 黄杭・黄線 | 正面の池など | 2つ(打ち直し/後方線上) |
| レッドペナルティエリア | 赤杭・赤線 | 横・脇の池や川 | 3つ(上記+ラテラル) |
赤杭は横方向に逃がせる「ラテラル救済」が増えるぶん、選択肢が1つ多い。
「赤は3つ、黄は2つ」とだけ覚えておけば、コースで迷わない。
1打罰の救済(ドロップ)3つの選択肢
どれを選んでも罰は1打。
基準になるのは「ボールが最後にペナルティエリアの縁を横切った地点」だ。
打った場所ではなく、池の境界線を越えた場所が基準になる。
選択肢1ストロークと距離(打ち直し)
直前に打った場所に戻り、もう一度打つ。
どの色のペナルティエリアでも使える基本の救済。
「池の先に落としても次が難しい」ときに有効だ。
選択肢2後方線上の救済
最後に縁を横切った地点とホールを結んだ線の、後方の延長線上ならどこまで下がってもOK。
その線上にドロップして打つ。
得意な距離を残したいときに使いやすい。
選択肢3(赤杭のみ)ラテラル救済
最後に縁を横切った地点から2クラブレングス以内で、ホールに近づかない範囲にドロップ。
赤(レッド)ペナルティエリアだけで使える。
横の池に入れたとき、近くから再開できて便利だ。
ドロップの正しいやり方(2019年以降のルール)
ドロップの方法も、知らないと同伴者に指摘されがち。
現行ルールの正しい手順を押さえておこう。
- 膝の高さから落とす:肩の高さは旧ルール。今は膝の高さが正解。
- 救済エリア内に落とす:基準点から1または2クラブレングスの範囲内へ。
- エリア内に止まればOK:転がり出たら再ドロップ。
- 2回出たらプレース:2回目に地面に触れた場所に置く。
ティーは使わず、手で膝の高さからまっすぐ落とすのが基本。
慣れないうちは、同伴者に基準点を一緒に確認してもらうと安心だ。
スコアの数え方|具体例で理解する
言葉だと難しいので、よくある場面で数えてみよう。
| 打数 | 状況 |
|---|
| 1打目 | ティーショット(フェアウェイ) |
| 2打目 | グリーンを狙うも池ポチャ |
| +1打罰 | ペナルティエリアの救済を選択 |
| 4打目 | ドロップして打つ(=合計3打消費後の4打目) |
| 5打目 | グリーンオン、2パットなら… |
| 合計7 | パー4のホールでトリプルボギー |
ポイントは、「池に入れた打数」+「罰1打」+「次に打つ球」を順に数えること。
慌てず1打ずつ数えれば、スコアを間違えずに済む。
池ポチャでスコアを崩す人の多くは、処置そのものより『焦り』でさらにミスを重ねている。池が見えた時点で、まず無理に超えようとせず刻む選択も持っておきたい。私は赤杭の横池ならラテラル救済で手前から、黄杭の正面池なら得意な距離が残る後方線上を選ぶことが多い。大切なのは、同伴者と基準点を共有してサッと進めること。1打罰は『仕切り直しの権利』くらいに考えて、引きずらないのが上級者への近道だ。
みんなの体験談|池ポチャあるある
「赤杭の横池に入れたとき、ラテラル救済を知らずに毎回打ち直してた。2クラブレングスから打てると知って、スコアも進行もラクになった。」
「ドロップが膝の高さからって最近まで知らなかった…。肩からやって指摘されて恥ずかしかったので、覚えておいてよかったです。」
「コンペで基準点を曖昧にして揉めかけた。事前に『池は1打罰でこの辺から』と決めておけば、初心者の多い組でもスムーズだと痛感。」
そもそも池に入れないために|方向性と距離感を磨く
処置を覚えるのも大事だが、根本は池に届かない・曲げないスイングを作ること。
独学で手応えがないなら、短期間でも一度プロに診てもらうと近道になる。
よくある質問(FAQ)
Q. 池ポチャは何打罰になりますか?
池(ペナルティエリア)にボールが入った場合、救済を受けると1打罰が加わります。たとえば第2打を池に入れた場合、その1打+罰の1打=合計2打を使ったことになり、ドロップして打つ球は4打目になります。罰は1打だけで、OB(2打罰相当の打ち直し)とは数え方が異なる点を覚えておきましょう。なお、池の中からそのまま打てる場合は無罰で打つこともできます。
Q. 黄色の杭と赤色の杭は何が違いますか?
黄杭はイエローペナルティエリア(主に正面の池)で、救済の選択肢は「ストロークと距離」と「後方線上」の2つです。赤杭はレッドペナルティエリア(横や脇の池・川)で、上の2つに加えて『ラテラル救済(最後に横切った地点から2クラブレングス以内・ホールに近づかない)』の合計3つが使えます。赤杭の方が横方向に逃がせるぶん、選択肢が1つ多いと覚えると分かりやすいです。
Q. どこにドロップすればいいか分かりません。基準点はどこですか?
基準になるのは『ボールが最後にペナルティエリアの縁(へり)を横切った地点』です。打った場所ではなく、ボールが池の境界線を越えた場所を基準にします。後方線上の救済なら、その地点とホールを結んだ線の後方延長線上ならどこまで下がってもOK。ラテラル救済(赤杭のみ)なら、その地点から2クラブレングス以内でホールに近づかない範囲にドロップします。基準点が曖昧なときは同伴者と相談し、おおよその地点で合意して進めましょう。
Q. ドロップの正しいやり方を教えてください。
2019年以降のルールでは、ボールを『膝の高さ』から、救済エリア内に真下に落とします。肩の高さからではありません。落としたボールが救済エリア内に止まればOKです。エリア外に転がり出た場合は再ドロップし、2回目もエリア外に出たら、2回目に最初に地面に触れた場所にプレース(置く)します。ティーは使わず、手で膝の高さから落とすのが基本です。
Q. 暫定球を打ってもいいですか?
池(ペナルティエリア)の場合、原則として暫定球は打てません。暫定球はOBや紛失球の可能性があるときに認められるものです。ボールが池に入ったことが明らかな場合は、ペナルティエリアの処置(1打罰でドロップ)で進めます。ただし、ペナルティエリアの外で見つからない可能性もある状況では、状況に応じて暫定球が認められることもあります。判断に迷うときは同伴者に確認しましょう。
Q. プライベートやコンペで、厳密にできないときはどうすればいい?
アマチュアのプライベートラウンドでは、進行を優先して『池の近く・ホールに近づかない場所から1打罰で打つ』といったローカルな簡易処置で回す組も多いです。大切なのは、同伴者全員が同じ基準で公平にプレーすること。コンペや競技では正式なルールに従う必要がありますが、仲間内のラウンドでは事前に『池は1打罰でこの辺から』と決めておくとスムーズで、スロープレーも防げます。

運営者K「池ポチャは誰でもやる。大事なのは処置を即決して、引きずらないこと。赤は3つ、黄は2つ、基準は『最後に縁を横切った場所』。これだけ覚えておけば十分だよ。」
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