4月16〜19日(現地時間)にメキシコシティのクラブ・デ・ゴルフ・チャプルテペックで開催されたLIVゴルフ・メキシコシティ2026は、ジョン・ラーム(31・スペイン)が通算21アンダー、2位に6打差をつける圧勝で幕を閉じた。最終日は7アンダー「64」のベストスコアをマークし、今季2勝目、LIV参戦(2023年12月)以来通算4勝目を記録。賞金400万ドル(約6億円)を獲得し、LIV個人ポイントランキングで首位を奪還した。
最終日7アンダー「64」——独走V、2位に6打差
ラームは大会2日目から首位に立ち、3日目を終えた時点で2打リード。最終日も出だしから安定したショットでボギーなし、バーディ7でフィニッシュ。2位にはLIVルーキーのダビド・プイグ(24・スペイン)が66をマークして入り、通算15アンダー。プイグは今大会で世界ランクポイント80点以上を稼ぎ、5月のPGAチャンピオンシップ出場権ほぼ確定の形で大会を終えた。
レギオンXIIIが個人&チーム“ダブル制覇”——チーム通算45アンダーで2位に9打差
ラームが率いるレギオンXIIIは、チーム戦でも通算45アンダーで断トツの強さを発揮し、2位のファイヤーボールズGC(36アンダー)に9打差をつけて優勝。ジョン・ラーム、タイレル・ハットン、カラム・ハリル、タイラー・ダフィーの4人編成で、チーム4人全員が通算10アンダー以下のトップ20フィニッシュという圧巻の結果となった。
レギオンXIIIは今季LIVチーム戦で4戦中3勝、チームポイントランキングでも首位を独走。「このチームの強さは、全員が勝ちに飢えていること」とラームは述べた。
“マスターズでの衝突”を超えて——キャディと再タッグの成果
興味深いのは、4月のマスターズでラームがキャディのアダム・ハイズと口論になったという報道があったこと。マスターズ後の会見でラームは「マスターズでの不甲斐ない成績(T7、通算7アンダー)には自分自身に腹が立った。アダム(キャディ)と気持ちをぶつけ合ったのは、チームとして強くなるため」と説明していた。
今回のメキシコシティでの圧勝は、その“ぶつかり合い”の成果を示した格好となった。米メディア『Heavy.com』はこの勝利を「怒りを燃料にした最高のパフォーマンス」と評している。
LIVゴルフ・メキシコシティ2026 個人戦最終結果(上位5名)
| 順位 | 選手 | スコア | 賞金 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ジョン・ラーム(🇪🇸) | -21 | 400万ドル |
| 2位 | ダビド・プイグ(🇪🇸) | -15 | 225万ドル |
| T3 | ホアキン・ニーマン(🇨🇱) | -14 | 107万ドル |
| T3 | ディーン・バーメスター(🇿🇦) | -14 | 107万ドル |
| 5位 | キャメロン・スミス(🇦🇺) | -13 | 77万ドル |
ラームのLIV通算4勝目——最多勝記録に迫る
ラームのLIV参戦後の勝利数は、これで通算4勝。LIV史上の個人最多勝(ホアキン・ニーマン=8勝、ジョアキン・ニーマン=6勝、カメロン・スミス=5勝)にはまだ届かないが、2026年シーズンは未消化大会を残し、さらなる積み上げに期待が集まる。メジャー2勝(2023マスターズ、2021全米オープン)を持つ地力は健在と見せつけた。
“LIV存続”への懸念を払拭——運営「2027年以降も続ける」
LIVゴルフでは2027年以降の資金継続に不透明感が漂っているとするレポートが一部で報じられているが、LIVゴルフ最高経営責任者のスコット・オニールは「LIVゴルフは止まらない。2027年以降の大会開催も決定済み」と声明を発表している。ラームの圧勝劇はそのLIV存続論の何よりの援護射撃となった。
次戦はLIVゴルフ・コリア(5月2日〜4日/韓国)。ラームの3連勝がかかるか、注目が集まる。