2026年シーズンのメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)」が、5月14日(日本時間)からペンシルベニア州ニュータウンスクエアのアロニミンクゴルフクラブで開幕する。マスターズで連覇を果たしたロリー・マキロイがメジャー3連勝を狙う今大会、アロニミンクGC開催は実に64年ぶりで、ゴルフ史的にも注目の一戦だ。
大会概要——108回目の全米プロ
全米プロゴルフ選手権は、PGAオブアメリカ(全米プロゴルフ協会)が主催する年間4つのメジャー選手権の第2戦。1916年の創設以来108回目の開催となる2026年大会は、世界ランキング上位100名と各国のPGAチャンピオンなど、世界最強クラスの156名が出場する。
大会データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 開催日程 | 2026年5月14日(木)〜17日(日)※日本時間 |
| 開催コース | アロニミンクGC(ペンシルベニア州ニュータウンスクエア) |
| 賞金総額 | 1,900万ドル(約28.5億円・前年比維持見込み) |
| 出場選手 | 156名(世界各国のトップ選手) |
| 前年優勝 | スコッティ・シェフラー(2025年、クエイルホロー) |
アロニミンクGCとは——64年ぶりの全米プロ開催
アロニミンクゴルフクラブは、ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊のニュータウンスクエアにある、1896年創設の名門プライベートコース。全米プロ開催は1962年以来、実に64年ぶりとなる。その1962年大会では、南アフリカのゲーリー・プレーヤーが通算2アンダーで優勝している。
設計はドナルド・ロスによる古典的なパークランド型コースだが、2013年にハンセン&アシスツによる大規模改修を経て、現代トーナメント仕様にアップグレードされた。現在の全長は7,323ヤード(パー70)で、深いラフ、高速グリーン、戦略的バンカー配置が特徴だ。
注目選手1:マキロイ——メジャー3連勝への挑戦
最大の注目はマスターズ連覇を果たしたロリー・マキロイ。2024年全米オープン、2025年マスターズ、2026年マスターズと、直近メジャー3勝中のマキロイは、5度目の全米プロ優勝を狙う。
マキロイは既に2012年と2014年に全米プロを制覇しており、アロニミンクのような戦略性の高いコースは彼の緻密なショットメイキングと相性が良い。連覇後の祝勝会で記録的な祝い方を見せたマキロイだが、本人は「次はアロニミンクでメジャー6勝目を」と意気込んでいる。
注目選手2:シェフラー——前年王者の連覇復活
2025年のクエイルホローで初の全米プロタイトルを獲得したスコッティ・シェフラー。2026年マスターズでは2位と悔しい結果だったものの、2週連続でボギーフリーの週末ラウンドを成功させるなど、調子は依然として絶好調。
シェフラーのメジャー通算3勝目を全米プロ連覇で飾れるか。マキロイ vs シェフラーの構図が今大会の最大のドラマとなりそうだ。
注目選手3:松山英樹——メジャー2勝目への挑戦
日本の松山英樹は、2021年マスターズ制覇以降、メジャー2勝目を虎視眈々と狙っている。2026年マスターズではT17に終わったものの、直前のテキサスオープン21位、そしてシーズン8戦で8トップ25、カット落ちゼロと、安定感は健在。
アロニミンクのような距離の長くないコースは、正確なアイアンショットとグリーン周りの巧みさを武器にする松山には有利と言える。全米プロは過去にT3(2016年)という好成績もあり、日本人ファンにとって見逃せない一戦だ。
他の注目選手
メジャー争いは例年通り熾烈な戦いが予想される。以下の選手たちが優勝候補と目される。
- ザンダー・シャウフェレ:肋骨骨折から復帰予定、2024年全米プロ覇者
- コリン・モリカワ:2020年全米プロ覇者、背中の怪我が心配
- ブライソン・デシャンボー:パワーゴルフでアロニミンクをねじ伏せるか
- ジャスティン・トーマス:2017年・2022年覇者、メジャー3勝目を狙う
- ブルックス・ケプカ:5度のメジャー優勝経験、通算3度目の全米プロ制覇は?
2026年メジャー全体の流れ
2026年シーズンのメジャー4戦は以下の日程で開催される。全米プロは第2戦として、シーズンの方向性を左右する重要な位置づけだ。
2026年メジャー日程
| 大会 | 日程(日本時間) | コース |
|---|---|---|
| マスターズ | 4月9〜12日(開催済み) | オーガスタナショナルGC |
| 全米プロ | 5月14〜17日 | アロニミンクGC |
| 全米オープン | 6月11〜14日 | シネコックヒルズGC |
| 全英オープン | 7月16〜19日 | ロイヤルバークデール |
日本での視聴方法
日本国内での全米プロ2026の視聴は、以下の方法で可能。米国東部時間からの放送なので、日本時間では金曜未明〜月曜未明の深夜放送が中心となる。
- WOWOW(有料):4日間ライブ放送&ハイライト(独占放映権)
- WOWOWオンデマンド:見逃し配信対応
- PGAツアーライブ:国際版有料ストリーミング
見どころまとめ
2026年全米プロは、マキロイのメジャー3連勝、シェフラーのリベンジ、松山の復活、そして64年ぶりのアロニミンク開催という歴史的意義が重なる、近年屈指の注目メジャーとなりそうだ。マスターズから約1ヶ月の間隔があるため、選手たちも万全のコンディションで臨んでくる。
5月14日(日本時間)の開幕まであと約3週間。ゴルフファンはスケジュールを空けて、歴史の1ページに立ち会おう。