PGAツアー唯一の公式チーム戦「ズーリッヒ・クラシック・オブ・ニューオーリンズ2026」(4月23〜26日、TPCルイジアナ)の最大の話題は、ブルックス・ケプカ(米国)とシェーン・ロウリー(アイルランド)の初タッグ。LIV脱退後、PGAツアーに本格復帰したケプカにとっては復帰第2戦、そして唯一のチーム戦参戦となる。オッズでは+1475ながら、両者が同じSrixon Z-STARボールを使用する「共通ボール」の優位性が、オルタネートショットで大きな武器になる可能性が高い。
ズーリッヒクラシック2026の概要
ズーリッヒクラシックはPGAツアーで唯一のチーム戦。74チーム148名(フル出場は80チーム)が出場し、木・土曜はフォアボール(ベストボール)、金・日曜はフォアサム(オルタネートショット)の合計4日間で競われる。賞金総額は900万ドル(約13.5億円)、優勝チームは1人90万ドルとFedExポイント400pを山分けする。
ズーリッヒクラシック2026 大会データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会日程 | 2026年4月23日(木)〜26日(日)※日本時間 |
| 会場 | TPCルイジアナ(米国ルイジアナ州アボンデール) |
| 距離/パー | 7,425ヤード/パー72 |
| 賞金総額 | 900万ドル |
| フォーマット | フォアボール2R+フォアサム2R |
| 前年覇者 | ロリー・マキロイ&シェーン・ロウリー組 |
ケプカ&ロウリーのペアリング背景
ロウリーは前年、ロリー・マキロイと組んで優勝。マキロイが2026年大会への不参加を表明したため、旧友ケプカに声をかけた。ケプカは4年間のLIV参戦を経て2026年シーズン初めにPGAツアーに完全復帰。チーム戦では2023年にケプカ兄弟で優勝経験があるものの、ロウリーとは初コンビとなる。
共通ボールが効く4つの理由
- フォアサム(オルタネートショット)では1球を交互に打つため、ボールの感触・スピン量の共通認識が必要
- ケプカもロウリーも同じSrixonのZ-STARシリーズを使用——強くアイアン打てば似たボール挙動が出る
- グリーン上のコンプレッション感覚が揃い、パッティングのキャリブレーションが容易
- ピンアタック時のウェッジ挙動が共有できるため戦略的に選択肢が増える
オッズと優勝候補
DraftKingsによれば、優勝オッズトップはマット・フィッツパトリック&アレックス・フィッツパトリック組(+750)。フィッツパトリックは前週RBCヘリテージでプレーオフ制覇したばかりで勢いがある。続いてベン・グリフィン&アンドリュー・ノヴァク組(+1100)、サヒース・セガラ&アーロン・ライ組(+1200)、ケプカ&ロウリー組(+1475)と続く。
注目ペアリングTOP5
| チーム | オッズ | 見どころ |
|---|---|---|
| フィッツパトリック兄弟 | +750 | 兄マットはRBC優勝直後で絶好調 |
| グリフィン&ノヴァク | +1100 | 2025年覇者ペアが再結成 |
| セガラ&ライ | +1200 | 若手有望株の急上昇コンビ |
| ケプカ&ロウリー | +1475 | Srixonボール共通化の強みと話題性 |
| トム・キム&ケビン・ユー | +2000 | ダイナミックなアジア勢のペア |
TPCルイジアナの攻略ポイント
TPCルイジアナはペト・ダイ設計。最大の特徴はルイジアナ州特有のベイユー(沼)越えホールの多さで、常に池・水路がプレッシャーを与える。ピンポジションによってはラフやウォーターハザードを計算に入れた緻密な戦略が必要。フォアサムの鍵は「どちらがティショットを打つか」の組み合わせで、ドライバー精度の差が出るため、ロウリーはティショット、ケプカは2打目担当になる可能性が高いとの予想も出ている。
日本勢の参戦は?
今年のズーリッヒクラシックに、日本人出場選手は現時点でなし。韓国勢ではトム・キム(金周亨)&ケビン・ユー、キム・シウー&アン・ビョンフンのペアが確認されており、アジア勢の活躍が注目される。