PGAツアー唯一の“2人1組ティーム戦”として毎春恒例のチューリッヒ・クラシック・ニューオーリンズが、米国時間4月23日(木)にいよいよ開幕する。会場はルイジアナ州アボンデールのTPCルイジアナ、賞金総額950万ドル。初日と第3ラウンドがフォアボール(2人それぞれがプレーし良い方のスコアを採用)、第2・第4ラウンドがフォアサム(1球交互打ち)の変則4日間勝負。80チーム=160名が参戦し、開幕初日のフォアボールでリーダーボードが大きく動く見込みだ。本記事では日本時間の放送スケジュール、注目チーム、コースポイントを総まとめ。

日本時間・放送スケジュール(NBC/Golf Channel)

日本から視聴する場合、現地CT(米中央時間)+14時間=JSTで換算する。第1ラウンドは朝7時スタート(CT)=日本時間4月23日(木)22:00〜開始と覚えると分かりやすい。

ラウンド 現地日時(CT) 日本時間(JST) 放送
R1(4ボール) 4/23(木)7:00〜 4/23 22:00〜4/24 早朝 Golf Channel / ESPN+
R2(フォアサム) 4/24(金)7:00〜 4/24 22:00〜4/25 早朝 Golf Channel / ESPN+
R3(4ボール) 4/25(土)13:00〜 4/26 04:00〜朝 Golf Channel → CBS
R4(フォアサム) 4/26(日)13:00〜 4/27 04:00〜朝 Golf Channel → CBS

※ESPN+のPGAツアー・ライブでは、フィーチャードグループ中継を週全体で配信。TPCルイジアナの1番/10番両ホールから混合スタートとなる。

注目チーム・ベスト5

1. ブルックス・コプカ & シェーン・ロウリー( スリクソン・ペア)

LIVゴルフからPGAツアーに復帰したコプカと、2024年覇者(当時パートナーはR.マキロイ)ロウリーが新タッグ。2人ともスリクソン(Z-STARボール)ユーザーで、フォアサム方式での統一感は抜群。ブックメーカーでは優勝オッズ8倍前後の大本命。

2. マット・フィッツパトリック & アレックス・フィッツパトリック(フィッツパトリック兄弟)

RBCヘリテージでシェフラーをプレーオフで下し、2026年シーズン2勝目を挙げたばかりの兄マット(世界ランク自己最高3位)。弟アレックスも勢いに乗る兄と久々のペア。兄弟連合は一体感と対話の速さが武器。

3. ベン・グリフィン & アンドリュー・ノバック(連覇V狙い)

2025年覇者のコンビ。PGAツアーのチーム戦で2年連続V達成は極めて稀で、もし達成すれば2008〜09年のジェリー・ケリー&スコット・マッキャロン以来となる。

4. コリー・コナーズ & テイラー・ペンドリス(カナダ・デュオ)

冷静・正確の代名詞コナーズに、2025年マイアミ優勝の強打者ペンドリスを組み合わせた“カナダ混成”。4ボール方式のアグレッシブ攻めで、初日から2〜3打のリード奪取を狙う。

5. トミー・フリートウッド & ロバート・マッキンタイア(英国連合)

ライダー/シェル カップ常連のベテラン・フリートウッドと、2025年スコティッシュオープン覇者マッキンタイアの2大英国連合。風に強い2人のコース攻略が鍵。

マット・フィッツパトリックRBCヘリテージのプレーオフで勝利
RBCヘリテージを制したマット・フィッツパトリックは今週もフェイバリット候補に(写真:golf.com)

コース解析——TPCルイジアナの罠

パイ・ダイ設計(2004年開場)のTPCルイジアナ(パー72、7,425ヤード)は、湿地帯のベイユー沿いに広がるリンクス風レイアウト。ベントグリーンは比較的平坦だが、春の南風(15〜25mph)が吹くとロングホールの難度が跳ね上がる。

  • 第16番(パー5/548ヤード):左ドッグレッグ・グリーン手前に池。フォアサム日のリスク管理が勝負の分かれ目
  • 第17番(パー3/214ヤード):風の読み違いで2打差以上の失点も
  • 第18番(パー4/479ヤード):左フェアウェイバンカー&右OB。プレッシャーのかかる最終ホール

木曜のフォアボールでは“攻めの1球”を置く意識が必要だが、金曜のフォアサムでは“1球交互打ち”になるためミスが許されない。初日のスコアで大量の貯金を作るチームが週末に優位に立つのが通例だ。

ロリー・マキロイ、今年は出場見送り

2024年にシェーン・ロウリーと組み優勝した世界ランク2位(現)のロリー・マキロイは、2026年の同大会をスキップ。5月の全米プロゴルフ選手権(14〜17日)と家族との時間確保のため、プライオリティをメジャーにシフトしている。マキロイ不在はTPCルイジアナにとって空白感があるものの、コプカ&ロウリーや兄フィッツの出現が代替の見どころを提供する。

チューリッヒ・クラシック2026 大会データ

  • 日程:2026年4月23〜26日
  • 会場:TPCルイジアナ(ルイジアナ州アボンデール)
  • 賞金総額:950万ドル(約14.9億円)
  • 優勝賞金:2人で合計260万ドル(1人130万ドル)
  • 出場チーム数:80チーム/160名
  • 形式:R1・R3=4ボール/R2・R4=フォアサム
  • FedExカップポイント:優勝チーム各400ポイント