女子ゴルフ2026年シーズン初のメジャー大会シェブロン選手権2026が、4月23日(木)ヒューストンのメモリアルパーク・ゴルフコースでついに開幕した。3年間のカールトンウッズ時代を経て、PGAツアー「ヒューストン・オープン」の開催地としても知られるメモリアルパークへ移転後初の開催。世界ランク2位ネリー・コルダ、世界ランク1位ジーノ・ティティクル、2026年5戦4勝と今季絶好調のハンナ・グリーンという“ビッグ3”のティータイムと見どころを徹底速報する。

メモリアルパーク新会場——パー72、6,811ヤードの課題

今大会の会場メモリアルパーク・ゴルフコースは、ヒューストン中心部のメモリアルパーク内に位置する公営コース。トム・ドーク設計で2019年に全面改修されており、現在はPGAツアー「ヒューストン・オープン」の開催地として使われている。今回の女子メジャーではパー72・6,811ヤード設定で運営される。

コース特性

  • ドライバー精度重視:フェアウェイが狭めで、ラフは短めだが第二打角度で差がつく
  • グリーン難易度:起伏のあるベントグラスグリーン、Stimp 12前後
  • アプローチ戦略:フロント・バック・ピン位置で全長差が±30ヤード生じる
  • ヒューストンの湿潤風:午後は南東からの風5〜10m/s
  • 雨による影響:木曜練習ラウンド中は雨で一時中断、第1ラウンド開始時は曇り予報

注目ペアリング①——ティティクル × コルダ × キム

LPGA公式発表の「フィーチャード・グループ」では、世界ランク1位〜3位が3日間連続で同組になる特別編成が実現した:

  • ジーノ・ティティクル(タイ、世界1位)——2026シーズン既に1勝、アジア女子ゴルフの旗手
  • ネリー・コルダ(米国、世界2位)——LPGAツアー2026年ストローク・ゲインド部門トップ
  • ヒョジュ・キム(韓国、世界3位)——2026年HSBC選手権優勝、安定したアイアンショットが武器

過去3年間のシェブロン選手権で、このトップ3が同組を組むのは初。ティティクルは過去2年インナイトシャッフル大会で上位に食い込んでおり、初メジャー獲得が期待される。コルダは2024年ヘブロンで優勝経験あり、キムは初メジャー挑戦の大一番。

ネリー・コルダ シェブロン選手権2026 ティーショット メモリアルパーク 世界ランク2位 アメリカ
世界ランク2位ネリー・コルダのティーショット——ストローク・ゲインド1位の実力

注目ペアリング②——グリーン × ディーテル × エンゲル

2026年シーズン5戦4勝という驚異的ハイペースのハンナ・グリーン(オーストラリア)は、前週JMイーグルLA選手権を制したばかりで、5月のシェブロンに向けて最高のモチベーションを持ち込んでいる。

同組のロレーナ・ディーテル(米国)は2026年スルートゥ・ホリデー選手権優勝者、ユジオ・エンゲル(ドイツ)はKPMG選手権予選通過の実力派。グリーンのメジャー初挑戦の行方を占う重要な一組だ。

ハンナ・グリーンの2026年戦績

大会 日程 成績
HSBC女子世界選手権 2月 シンガポール 優勝
女子オーストラリアン・オープン 2月 メルボルン 優勝
オーストラリアWPGA選手権 3月 ブリスベン 優勝
Tギア選手権 3月 シンガポール T8
JMイーグルLA選手権 4月 カリフォルニア 優勝(プレーオフ)

注目ペアリング③——“ディフェンディング&チャレンジャー”組

2025年の大会優勝者で日本の希望西郷真央(Saigo Mao)は、米・韓・タイ選手と組んで第1ラウンドに臨む。西郷は昨年のCarlton Woodsで2戦連続アンダーの完璧なメジャー戦略を披露し、プレーオフ制覇。今回もメモリアルパーク初対応でどこまで順応できるかが鍵となる。

西郷と同じ日本勢では、岩井明愛(双子姉妹)、山下美夢有、竹田麗央、古江彩佳ら計15人以上の日本選手が出場。日本女子ゴルフ界としても過去最大規模の参戦となる。

第1ラウンド放送スケジュール(日本時間)

  • 4月24日(金)00:00〜04:00:Golf Channel Early Coverage
  • 4月24日(金)04:00〜08:00:Golf Channel Afternoon Wave
  • 日本での視聴:WOWOW LIVE/DAZN(LPGA Tour配信)/スマートフォンで「LPGA Tour+」アプリ

第1ラウンドの見どころ——5つのポイント

編集部が注目する第1ラウンドの焦点は以下の5点:

  • ① トップ3の差別化:ティティクル・コルダ・キムの同組対決、初日から強気のプレーができるのは誰か
  • ② グリーン“4連勝→メジャー初V”の持続力:5戦4勝の勢いは本物か、メジャー特有のプレッシャー耐性が問われる
  • ③ 西郷の防衛戦スタート:昨年Champion Golferとしての落ち着いた立ち上がりが鍵
  • ④ メモリアルパーク初戦の適応:練習ラウンドの情報が限られる中、コース攻略力が最初の差を生む
  • ⑤ 天候影響:午前組は雨残留の影響、午後組は風が強まる予報——ティータイムのクジ運が勝敗を分ける可能性

日本のゴルフファンが注目すべきポイント

シェブロン選手権は2026年のLPGAメジャー5戦のうち初戦。日本勢の動向は春夏のLPGAメジャーシーズンを占う試金石となる。特に西郷の防衛戦は日本女子ゴルフ史に残る一戦となる可能性があり、岩井・山下ら若手の台頭も含めて総合的な日本選手のプレゼンス向上に期待がかかる。賞金総額は2026年から900万ドル(約14億円)に増額されており、優勝賞金135万ドル(約2億円)という大舞台だ。