マスターズ2026連覇を成し遂げた世界ランク2位(4月27日付で1位復帰見込み)のロリー・マキロイが、4月23〜26日のチューリッヒクラシック・ニューオーリンズをスキップすることが確定した。2024年大会では盟友ショーン・ローリーとのタッグで優勝を飾っていたが、2025年・2026年のスケジュールからは外れる。“メジャー&家族優先”の新戦略は、PGAチャンピオンシップ(5月14〜17日)への集中を意味し、2026年シーズンの残り大会の組み立てに大きな影響を与えそうだ。
マキロイが2026年にスキップした大会
マスターズ後、マキロイは既に複数のPGAツアー大会を回避している。Golf Monthly誌およびSI Golfによる報道をもとに整理する。
| 時期 | 大会 | 参加状況 | コメント |
|---|---|---|---|
| 3月下旬 | ヒューストン・オープン | 不参加 | マスターズ直前の休養・家族優先 |
| 4月16〜19日 | RBCヘリテージ | 不参加 | マスターズ連覇直後の休養 |
| 4月23〜26日 | チューリッヒクラシック | 不参加 | 元パートナーのローリーはコプカと新タッグ |
| 5月14〜17日 | PGAチャンピオンシップ | 参加予定 | 次の大一番——アロニミンクGC |
「3週間休んでアロニミンクへ」——戦略的休養の狙い
マキロイは2025年にキャリアグランドスラムを達成して以降、試合数を意図的に減らしてきた。2026年はマスターズ連覇を果たし、9月のライダーカップ・ベスページでの優勝、そしてPGA・全米・全英でのさらなるメジャー獲得が残された目標だ。
Golf Monthly誌によれば、マキロイはマスターズからPGAチャンピオンシップまでの4月中旬〜5月上旬の約3週間を完全にオフとし、家族との時間、練習、そしてアロニミンクGCのコース視察に充てる意向だという。昨年PGAチャンピオンシップでは惜しくも3打差2位、今年こそ全米プロ2勝目+同大会連覇を狙う。
ローリー、新パートナーはブルックス・コプカ
マキロイ離脱により、2024年チューリッヒクラシック優勝者のショーン・ローリーは新パートナーとしてブルックス・コプカ(元LIV、2025年にPGAツアー復帰)を迎え入れた。コプカとはメジャー制覇経験者同士の“ビッグネーム・タッグ”で、日刊紙SI Golfは「最も注目される組み合わせのひとつ」と評している。
一方、チューリッヒクラシックの優勝候補筆頭はマット・フィッツパトリック&アレックス・フィッツパトリック兄弟チーム。マスターズ直後にRBCヘリテージを制したマットが、世界ランク3位に浮上した勢いそのままに、新オーリンズでの“兄弟V”を狙う。
“マキロイ離脱”のツアーへの影響——シグネチャーイベント構造が問われる
マキロイの試合減は、PGAツアーにとって難題でもある。2024年シーズンから導入されたシグネチャーイベント(賞金総額2000万ドル級の特別大会)制度は、トップ選手を定期的に集めることで視聴率と観客動員を確保する設計だった。しかしトップ選手自身が“メジャー・ファースト”で大会を選別する流れは、今後も続きそうだ。
ツアー関係者の間では「若手の台頭と、マキロイ&シェフラーの“メジャー集中”戦略が併存するシーズン構造」が議論されており、2027年以降のカレンダー見直しも視野に入っている。
マキロイの2026年残りスケジュール(予想)
現時点で公表済みのマキロイの2026年主要参戦予定は以下の通り。
- 5月14〜17日:PGAチャンピオンシップ(アロニミンクGC)
- 6月11〜14日:トゥルーイスト選手権または全米オープン前哨戦
- 6月18〜21日:全米オープン(オークモントCC)
- 7月16〜19日:全英オープン(ロイヤル・ポートラッシュ)
- 9月下旬:ライダーカップ2026(ベスページ・ブラック)
“マスターズ連覇”の余韻を残しつつ、メジャー3連戦でさらなる伝説を積み重ねるのか。ロリー・マキロイの新章が幕を開ける。