LPGA世界No.1ネリー・コルダ(米国・27歳)が、本日4月23日からテキサス州ヒューストン・メモリアルパークGCで開幕するシーズン第1メジャー「シェブロン選手権2026」の会見に登壇。前週のJMイーグルLAチャンピオンシップを戦略的に欠場し、「レッドアイ便のLA→ヒューストン移動を避けたことでフレッシュな状態で臨める」と自信を語った。さらに尊敬するゴルファーとして挙げたのは、LPGAの伝説アニカ・ソレンスタムと、スローガン「3つのV」で知られるゲーリー・プレーヤー。2024年覇者が自身2度目のシェブロン制覇・通算3つ目のメジャーを狙う。

「去年は金曜で苦しんだ」——LA欠場の理由

コルダは昨年、同じ週順(LA→シェブロン)で戦って初日74=予選通過ぎりぎりという苦しいスタートを経験。「去年の経験から、LA→ヒューストンのレッドアイ(夜行便)は自分には合わないと判断した」と説明。今年はすでにファウンダーズカップ優勝+3試合での2位タイが3回と好調を維持しており、“走り切らず休む”戦略に切り替えた。

コルダ 2026シーズン成績

試合名 結果 備考
ファウンダーズカップ 優勝 2026初勝利、世界No.1奪還
ドライブ・オン・チャンピオンシップ 2位タイ 最終日まで優勝争い
Tモバイル・マッチプレー 2位タイ 決勝敗退
フォード選手権 2位タイ プレーオフ惜敗
JMイーグルLA 欠場 シェブロン前の戦略的休養

尊敬するゴルファーは「アニカとゲーリー・プレーヤー」

会見で尊敬する2人のゴルファーを問われたコルダは、「アニカ・ソレンスタム(メジャー10勝・LPGA72勝)と、ゲーリー・プレーヤー(メジャー9勝・南アフリカ伝説)」と即答。「アニカの試合運びは、女性プロの“標準”を作り変えた。プレーヤーさんは90歳の今もジムで鍛え続けている——あの継続の姿勢が本当にすごい」と語った。

両者に共通するのは“全球種コース・全国・全メジャーで勝つグローバルな強さ”。特にプレーヤーは世界9メジャーのうち全てで優勝を経験した史上初の選手であり、彼の格言「練習するほどラッキーになる(The harder I practice, the luckier I get)」は、コルダが試合前日に練習グリーンで反芻している言葉でもある。

ゲーリー・プレーヤー 若い選手へのアドバイス 南アフリカの伝説 2026 シェブロン選手権 ネリー・コルダ
コルダが尊敬すると語ったゲーリー・プレーヤー(写真:Getty Images)

PGAツアー選手とは“情報交換しない”意外な流儀

今年のシェブロンはLPGAとして初めてメモリアルパークGCで開催される。このコースはPGAツアー「ヒューストン・オープン」が毎年開催されていた会場で、男子選手からコース情報を聞けば大きなアドバンテージになる。しかしコルダは「PGAツアー選手には、コース攻略については一切聞かないようにしている」と断言。

「男子と女子ではティー位置・ヤーデージ・グリーン速度の体感がまったく違う。むしろ彼らの“攻め方”を頭に入れてしまうと、自分のマネジメントが狂う。自分の目で見て、自分の足で歩いて判断する——それが私のやり方」と説明した。

シェブロン制覇で“通算3メジャー”へ

コルダは2021年KPMG女子PGA・2024年シェブロン選手権を制覇し、メジャー通算2勝。2024年は7勝を挙げた“女子黄金期”を経験した後、2025年は「少し奇妙なシーズン(勝ち星なし)」と本人も振り返る期間を過ごした。2026年の復活ぶりは著しく、米ブックメーカーのトップオッズ「+500(5倍)」に相応しい内容。メモリアルパークという新会場で、通算3つ目のメジャータイトルを狙う。

  • Round 1:日本時間4月24日(金)00:00〜 ティーオフ
  • 賞金総額:900万ドル(昨年比+2.5倍の大幅増額)
  • 優勝賞金:135万ドル(日本円 約2.0億円)
  • 放送:Golf Channel / Peacock(米国)、ゴルフネットワーク(日本)