マスターズ覇者・シェーン・ロウリーとメジャー4勝のブルックス・コープカが今シーズン初コラボとして組んだ「メジャー覇者最強タッグ」が、チューリッヒクラシック・オブ・ニューオーリンズ2026の決勝R進出を逃した。第2R終了時点で通算9アンダー、カットライン10アンダーにわずか1打届かず、1打差カット落ちという非情な幕切れとなった。

初日「66」、第2日「69」、合計-9でカット圏外

初日(フォアボール/4ボール)は6アンダー66とまずまずの滑り出し。続く第2R(フォーサム/オルタネートショット)は3アンダー69で、最終5ホールで2バーディーを奪う粘りを見せた。だが、最終18ホール目(彼らはバックナインスタートで9番ホールがフィニッシュ)でロウリーの9フィート(約2.7m)のバーディーパットが外れ、カットラインに乗ることはできなかった。

32位タイの予選通過ボーダーは10アンダー。コープカ&ロウリー組は通算9アンダー(132+141=273相当)で、わずか1打不足。「数字の上ではあと1パット」という、チーム戦特有の悔しすぎる結末だった。

マスターズ後の勢いを保てず

マスターズ2026を制したロウリーと、復活モードでマスターズで久々に上位に絡んだコープカ。両者ともこの週は本命視されていた。コープカは「友人と組んでチーム戦を楽しみたかった。彼の優勝を生で見て、僕も気持ちが上がっていた」と語り、ロウリーも「彼との週末は楽しかったが、ゴルフはそうはさせてくれなかった」と反省した。

第2R終了時点 主要データ

項目内容
カットライン10アンダー(132+138 = 270以下)
コープカ&ロウリー組合計9アンダー(66+69=135 …通算-9)
カットラインに1打差で敗退
主要敗退組フィナウ&グレイサーマン組(-9)、ブレナン&キーファー組(-8)
フィッツパトリック兄弟 マット アレックス チューリッヒクラシック2026 兄弟タッグ 第2R T3
対照的にフィッツ兄弟組はT3で決勝R進出(写真:CBS Sports)

カットラインの明暗——ドラマは紙一重

10アンダーちょうどで予選通過した組には、ランド・グリフィン&ベン・コルス組がいた。彼らは最終5ホールで3バーディーをまとめ、土壇場でカット圏内に滑り込んだ。コープカ&ロウリー組とはたった1打、たった1パットの差。チーム戦特有の「シーソー」が、再びドラマを生み出した形だ。

これで終わりではない——コープカは次戦へ

コープカは2026シーズン、LIVゴルフを離れPGAツアー復帰を選択した直後だ。チューリッヒでのカット落ちは痛手だが、来月のPGAチャンピオンシップ2026(5/14-17・アロニミンク)でディフェンディングチャンピオン・シェフラーを追う立場で復活メジャー戴冠を狙う。ロウリーも、ライダーカップ2027欧州チームの主力候補として5月の連戦でフォーム調整を続ける構えだ。

まとめ

"夢のメジャー覇者タッグ"のチューリッヒクラシック2026は、1打差・1パットというシビアな結末で第2Rで終わってしまった。決勝Rの主役はスモーリー&スプリンガー組(首位-16)とフィッツパトリック兄弟、トンプソン&エックロート組らに譲ることになる。それでも"組み合わせの妙"を堪能した1週間は、5月のメジャーシーズン突入前の良い肩慣らしになったはずだ。