第81回「USウィメンズ・オープン2026」(米カリフォルニア州・リビエラCC/6/4〜7)の予選会エントリーが締め切られ、世界中から1,897人のプロ・アマが出場権獲得を目指すことが明らかになった。注目はレクシー・トンプソン(31、米国フロリダ州)連続出場「19年」記録更新への挑戦。トンプソンは2007年に12歳で初出場して以来、毎年USウィメンズ・オープンに出場し続けてきたLPGAの「メジャーの女王」。2025年に一時引退を表明していたが、2026年復帰でこの偉大な連続記録の延長を目指す。同時に9月のオランダ初開催「ソルハイムカップ2026」のワイルドカード再選も視野に入る。

連続出場19年:12歳デビューから紡ぐ偉大な記録

レクシー・トンプソンのUSウィメンズ・オープン連続出場記録は、女子ゴルフ史上でも稀に見る快挙。2007年、当時わずか12歳でメジャー初出場を果たし、以後一度も途切れることなく毎年ティーアップ。31歳となった現在も、2025年シーズンに活動休止を経験しながらも復帰を選んだ理由のひとつが、この記録の継続だ。

USウィメンズ・オープンは私のキャリアそのもの。12歳の時から毎年プレーしてきた大会が、今でも自分を駆り立ててくれる」と本人。2026年5月13日までに行われる予選会27会場のいずれかで予選を突破する必要がある。

予選会概要:1,897人 vs リビエラCCの夢

2026年USウィメンズ・オープンの予選会には1,897人のプロ・アマがエントリー。期間は4/20〜5/13米国17州+カナダ・英国・日本を含む26会場で開催される。

項目詳細
大会期間2026年6月4〜7日
会場リビエラCC(米カリフォルニア州パシフィックパリセーズ)
予選会期間2026年4月20日〜5月13日
予選会場米17州+カナダ・英国・日本(26ヶ所)
予選エントリー数1,897名(プロ+アマ)

有名選手も予選会へ:ソルハイムカップ常連勢が集結

予選会にはレクシー・トンプソンのほかにも、注目選手が多数エントリー。

  • ローズ・チャン(22歳、米国):2024年ソルハイムカップ優勝メンバー、近年急成長
  • レオナ・マグワイア(31歳、アイルランド):2023年AIGウィメンズ・オープン王者
  • ダニエル・カン(33歳、米国):2017年ウィメンズPGAチャンピオン
  • アスタリスク・タリー(10歳!):米史上最年少クラスの予選チャレンジャー
  • ブリタニー・リンシカム:2007年シェブロン王者、ベテラン代表
  • アンジェラ・スタンフォード(48歳):米ソルハイムカップ2026監督、自ら予選参戦
リビエラCC USウィメンズ・オープン2026 予選 LPGA メジャー カリフォルニア パシフィックパリセーズ 6月
USウィメンズ・オープン2026の舞台となるリビエラCC(写真:イメージ)

米ソルハイムカップ2026監督アンジェラ・スタンフォード「レクシーは常に候補」

2026年米ソルハイムカップ監督アンジェラ・スタンフォードは、レクシー・トンプソンのチーム選出について次のように語った。

レクシーは常に検討対象であるべき選手だと私は思う」(2025 CMEグループ・ツアー選手権前のインタビューにて)

2025年のトンプソンの戦績は、KPMGウィメンズPGA T-12位、シェブロン選手権 T-14位などトップ15内フィニッシュを継続。USウィメンズ・オープンの予選通過は、ソルハイムカップ・ワイルドカード(3枠)の獲得に大きく寄与する見通し。

レクシーのソルハイムカップ実績:2013年から全大会出場

トンプソンは2013年から米ソルハイムカップに毎大会出場。通算成績は10勝-10敗-7引分で、米国チームの精神的支柱となってきた。

ソルハイムカップは常に頭にある。私のキャリアにおいて非常に大きな役割を果たしてきた」とトンプソン本人も継続的な参戦意欲を表明している。9月開催の2026年大会(オランダ・初開催)では、欧州チーム本拠地での連覇阻止が米国チームの最大目標となる。

ソルハイムカップ2026:オランダ初開催の歴史的大会

  • 会期:2026年9月(具体日程は近日発表予定)
  • 会場:オランダ国内(初開催)
  • 米チーム選考:計12人。ソルハイムカップポイント上位7人+世界ランキング上位2人+監督ピック3人
  • 米チーム監督:アンジェラ・スタンフォード(46歳の旧記録保持者)
  • 注目選手:レクシー・トンプソン、ローズ・チャン、ネリー・コルダ(シェブロン覇者)

ミシェル・ウィー・ウェスト:免除制度で別枠出場

注目すべきは、ミシェル・ウィー・ウェスト(35)はUSウィメンズ・オープンに免除枠で「最後の出場」を予定していること。同じ米女子ゴルフ史を彩った2人が、別々のルートでリビエラに集結する構図。5月のミズホアメリカズ・オープンでも復帰参戦が決定済みで、ウィーの2026年シーズンが熱を帯びる。

結婚&復帰:2026年シーズンの新たなトンプソン

レクシー・トンプソンは2026年3月に米フロリダ州サウスウェストの「ラ・カーザ・トスカーナ」(トスカーナ風プライベート邸宅)でマックス・プロボスト氏と結婚。挙式にはポーラ・クリーマー、ブリタニー・リンシカム、ステイシー・ルイス、モーガン・プレッセル、メーガン・カンら歴代ソルハイムカップ盟友が出席。新生活+復帰という心機一転の2026年シーズンを迎えた。

まとめ:12歳から31歳まで、メジャーへの執念

2007年12歳で初出場以来、連続19年の出場記録を持つレクシー・トンプソン。一度は引退を経験しながらも、2026年シーズンはUSウィメンズ・オープン予選会に自ら名乗り出る。記録更新そのものが目的ではなく、「メジャー大会に出続けること」が彼女のキャリアの核を成している。9月のソルハイムカップ・オランダ大会での米国代表復帰を見据え、リビエラへの切符をつかむ予選会への挑戦が始まる。5月13日までの予選通過に注目したい。