LPGAツアー2026年シーズン「メジャー第1戦」の「シェブロン選手権2026」(米テキサス・ヒューストン/メモリアルパークGC/4/23〜4/26)最終Rで、第3R終了時5打差首位だったネリー・コルダ(27、米国)が、2アンダー「70」のスコアで通算「20アンダー」、5打差で完全制覇した。これは2024年大会以来の2度目のシェブロン優勝で、キャリア通算3度目のメジャータイトル。LPGA通算17勝目を達成し、世界ランキングは「1位」に復帰することが確定。賞金135万ドル(約2億円)を獲得した。
ワイヤートゥワイヤーで圧勝、過去50年で3人目の快挙
初日の「65(-7)」でいきなり首位スタートを切ったコルダは、第2R「65」で36ホール大会記録タイ、第3Rは「70(-2)」でリードを5打に縮めながらも単独首位をキープ。最終Rは「70(-2)」を最後までブレずにマークし、4日間「268(-20)」でフィニッシュ。4日間すべてで複数打差リードを保ったまま優勝という、「過去50年で3人目」のスタッツとなる。LPGAメジャー史でも稀な「完全制圧V」である。
シェブロン選手権「2勝目」、史上8人目の快挙
2024年大会の優勝に続き、2026年大会も制覇したコルダは、シェブロン選手権で複数回優勝した史上8人目のプレーヤーに名を連ねた。会場が変わった2026年(ランチョミラージュ→メモリアルパーク)でも、会場・コースを問わず勝てる圧倒的な実力を改めて証明した。
世界ランキング1位復帰、71週連続首位の再スタート
今回の優勝により、コルダは4月27日付の世界ランキング更新で「再び1位」となる見通し。前回の「2024年3月24日〜2025年8月3日」までの71週連続首位を経て、約9ヶ月ぶりに頂点に戻る。
2025年に首位陥落した経緯
2025年シーズン、コルダは「血液クロット治療」「腰の不調」などで離脱が続き、勝利数が激減。8月にジーノ・ティティクル(タイ)に首位の座を譲った。しかし2026年は春先からの調整が完璧で、シェブロンメジャー優勝は復活宣言となった。
4日間スコア推移
| R | スコア | 通算 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 1R | 65(-7) | -7 | 単独首位 |
| 2R | 65(-7) | -14 | 単独首位 |
| 3R | 70(-2) | -16 | 単独首位 |
| 4R | 70(-2) | -20 | 優勝 |
賞金と獲得FedExランキング・LPGAポイント
- 優勝賞金:135万ドル(約2億円)(過去最高賞金から増額)
- 大会賞金総額:900万ドル(約13.5億円)
- LPGAエース・オブ・ザ・イヤー(年間女王)レース:大量ポイント獲得で首位浮上見込み
- 世界ランキング:2位 → 1位(4/27付)
2位以下の上位フィニッシャー
2位は2021年シェブロン王者のパッティー・タワタナキット(タイ/26)が15アンダーで終えた。第3Rで67のボギーフリーラウンドでコルダに迫ったが、最終Rは72(イーブンパー)に終わり、5打差をひっくり返せなかった。
3位タイには中国のイン・ルオニンと日本期待の古江彩佳クラスが続き、日本人選手のトップ10入りも注目された。
コルダのコメント(要旨)
「「メモリアルパークでの初開催で勝てたことは特別。コーチ陣、家族、フィアンセのサポートに感謝している」」と語り、目を潤ませた。「「3度目のメジャーは何度経験しても新鮮で、世界1位への返り咲きはモチベーションの大きな証明」」とも述べ、次の5月のUS女子オープンに向けて「「連勝でメジャー2連発を狙う」」と意欲を見せた。
2026年LPGA女子メジャー全制覇への布石
2026年LPGAメジャー残り4戦(USウィメンズ・KPMG女子PGA・エビアン・AIG女子オープン)すべてに出場予定のコルダ。「年間グランドスラム」に最も近い選手として、再び世界中の女子ゴルフファンの注目を集める。
シェブロン選手権「メモリアルパーク開催元年」
2026年大会は会場を「ランチョミラージュ(カリフォルニア)」から「メモリアルパーク(テキサス・ヒューストン)」へ移転して初開催。PGAツアー「ヒューストンオープン」と同じ会場となり、コルダの優勝で「LPGAメジャーの新ヒストリック・コース」として確固たる地位を築いた。