LPGAシェブロン選手権2026(米テキサス・ヒューストン/メモリアルパークGC)最終Rで、第3R終了時5打差2位だったパッティー・タワタナキット(26、タイ)が、最終Rイーブンパー「72」でフィニッシュ。通算「15アンダー」、5打差でネリー・コルダに次ぐ単独2位を確保した。2021年シェブロン選手権(旧・クラフト・ナビスコ会場)優勝以来のメジャー2勝目には届かなかったが、「自分のゴルフは前進している」と前向きなコメントを残し、5月USウィメンズオープンへの希望をつないだ。
5打差は「コルダの強さ」、本人は冷静
タワタナキットは最終R、序盤から慎重なゴルフを展開。2バーディー・2ボギーでイーブンパー「72」に終わったが、コルダが2アンダー「70」を出したため、5打差は変わらず。本人は「ネリーは別格。彼女に勝つには6アンダー以上必要だった」とコルダの強さを認め、「自分のスイングと精神状態は本格復活へ前進している」とポジティブなコメントを発した。
2021年シェブロン王者の道のり
タイ・バンコク出身のタワタナキットは、2021年に「クラフト・ナビスコ・チャンピオンシップ」(シェブロン旧名)で21歳での若年初メジャー制覇。「タイ女子ゴルフ史上初のシェブロン王者」として一世を風靡したが、2022年〜2025年は不調に陥り、「ベスト10入りすら困難」な時期を経験した。
2026年の復活レース:「3戦目で2位フィニッシュ」
2026年シーズン、タワタナキットは「3戦中ベスト10入り2回」と好調なスタートを切ってきたが、シェブロンでの「単独2位」は2021年以来のメジャー上位フィニッシュであり、本格復活を強く印象づけた。
2026年シーズン主な成績
- 1月 LPGA開幕戦:T8
- 2月 シンガポールクラシック:T5
- 3月 ロサンゼルス(JM Eagle):MC
- 4月 シェブロン選手権:単独2位(メジャー)
4日間スコア推移
| R | スコア | 通算 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 1R | 69(-3) | -3 | T15 |
| 2R | 67(-5) | -8 | T8 |
| 3R | 67(-5) | -13 | 2位 |
| 4R | 72(E) | -15 | 単独2位 |
賞金とランキング上昇
- 2位賞金:約65万ドル(約9,750万円)
- 世界ランキング:上昇予想(30位台 → 10〜15位)
- メジャー2勝目への足掛かり
- 母国タイの「ティティクル不在の優勝候補」として再評価
5月USウィメンズオープン2026に向けて
次なる女子メジャー、「USウィメンズオープン2026」(5/28〜31/米ニュージャージー・エリスリン・カントリークラブ)まで約1ヶ月。タワタナキットは「メモリアルパークでの2位は自信になった。USウィメンズでは『コルダ追走』ではなく『勝ちに行くゴルフ』をしたい」と意欲を示した。
2021年メジャー王者・タイ勢のリーダー
同じくタイのジーノ・ティティクル(26)とタワタナキット(26)は、「同世代のメジャー王者コンビ」として2026年女子ゴルフを牽引する存在。「タイ女子ゴルフ史上最強世代」とも呼ばれ、コルダ復活と並んで2026年の世界1位レースを盛り上げる。
コルダとの「友情ライバル関係」
コルダは優勝後の会見で「パッティーのプレーは『インセイン(クレイジー)』。3R目の67は本当に脱帽だった」とタワタナキットを称賛。タワタナキットも「ネリーの圧倒的なゴルフを見せてもらえた4日間。これは自分の財産になる」と返し、「友情ライバル関係」の温かさを示した。