スペイン・バルセロナのレアル・クラブ・デ・ゴルフ・エル・プラートで5月7日(現地時間)に開幕したエストレーリャ・ダム・カタルーニャ選手権2026の第1ラウンド。南アフリカのショーン・ノリスが64(-8)をマークして単独首位に立った。この日はスペインゴルフ界の至宝、セベ・バレステロスの逝去から15周年にあたる特別な一日でもあった。

ノリス、9番の244ヤードイーグルで頂点へ

ノリスは前半・後半をそれぞれ32ストロークでまとめ、通算8アンダーの64をマーク。ハイライトは最終ホールとなった9番パー5での劇的なイーグルだった。244ヤードという長距離からフェアウェイウッド(3番ウッド)を持ち出し、アプローチを4フィートにつけてイーグルを決め、一気にトップへと躍り出た。

「ゲームの状態にとても満足しています」と振り返ったノリス。3番アイアンを手放し、より攻撃的な選択をした判断が見事に当たった瞬間だった。スコットランドのユーウェン・ファーガソン、デイヴィッド・ロー、フランスのアレクサンドル・レヴィの3人が-7(65)でT2につけており、首位との差はわずか1打だ。

第1ラウンド リーダーボード(トップ10)

順位選手名(国籍)スコア合計スコア
1ショーン・ノリス(南アフリカ)64-8
T2ユーウェン・ファーガソン(スコットランド)65-7
T2デイヴィッド・ロー(スコットランド)65-7
T2アレクサンドル・レヴィ(フランス)65-7
T5イバン・カンテーロ(スペイン)66-6
T5その他複数選手66-6

ホームの声援を受けるスペイン勢ではイバン・カンテーロが-6(66)を記録し、最上位のスペイン人選手となった。同組でプレーしたパブロ・ララサバルやアドリ・アルナウスらも奮闘し、会場を大いに沸かせた。

セベへの捧げもの——逝去15周年の特別な一日

セベ・バレステロス 偉大なスペインのゴルファー
セベ・バレステロス——スペインゴルフの象徴(©Wikimedia Commons)

🕊️ セベ・バレステロス(1957–2011)

スペイン・カンタブリア出身。マスターズ2勝、全英オープン3勝の計5メジャータイトルを獲得し、欧州ゴルフ史上最高の選手と称される。ライダーカップでの戦士的プレーで欧州チームの誇りを体現。2011年5月7日に脳腫瘍のため54歳で逝去。

開幕日の5月7日は、スペインが生んだ伝説的ゴルファー、セベ・バレステロスが2011年に逝去してからちょうど15年目の命日だった。エル・プラートコース全体にセベへの敬意が広がり、9番と18番のピンフラッグはセベを称えるデザインに。選手・観客・コース関係者が一体となって偉大な功績を偲んだ。

マスターズ2勝・全英オープン3勝を誇り、欧州ゴルフの象徴として名を刻んだセベ。その魂が宿るコースで繰り広げられたこの日のゴルフは、歴史の重みを感じさせる特別なものとなった。DPワールドツアーはこの記念日に合わせ、全出場選手に白と紺——セベが1984年全英オープン優勝時に着用した象徴的な配色——のウェアを着用するよう促した。ロリー・マキロイやジャスティン・ローズら欧州スターたちも、米国ノースカロライナ州のトルイスト選手権会場から遠隔でこの日に敬意を示した。

大会概要と今後の日程

  • 大会名: エストレーリャ・ダム・カタルーニャ選手権2026(DPワールドツアー)
  • 会場: レアル・クラブ・デ・ゴルフ・エル・プラート(バルセロナ、スペイン)
  • 日程: 5月7日〜10日(現地時間)
  • 賞金総額: €2,500,000(約4億円)
  • DF後: R2は5月8日、R3は5月9日、最終R4は5月10日

首位のノリスを1打差で3選手が追う展開となり、第2ラウンド以降も混戦が予想される。スペイン開催の大会にホームアドバンテージで挑むイバン・カンテーロら地元選手の活躍にも注目が集まる。

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