世界ランク44位の伏兵アーロン・ライ(イングランド、31歳)が、第108回PGA選手権2026を制した。
最終日に驚異の65をマークし、通算9アンダーで3打差の完勝。
1919年以来107年ぶりとなるイングランド人チャンピオンの誕生に、ゴルフ界は震撼した。

最終スコアボード(上位5名)

1位 アーロン・ライ(ENG)-9(65-65-72-65)
2位 ホン・ラーム(ESP)-6
2位 アレックス・スモーレー(USA)-6
4位 ジャスティン・トーマス(USA)-5
4位 ルドビグ・オベルグ(SWE)-5

17番での70フィートバーディーが試合を決めた

アーロン・ライと妻 PGA選手権2026優勝後のセレモニー
優勝セレモニーのアーロン・ライ(写真:golf.com)

最終日のアーロン・ライは、出だしから安定したゴルフを見せた。
8番ホールまでは1オーバーとやや我慢の展開だったが、転機はパー5の9番ホール。
40フィート(約12m)のイーグルパットを沈め、一気に流れを引き寄せた。

その後も勢いは止まらなかった。
13番でバーディーを奪って首位に立つと、迎えた17番パー3で信じられないシーンが生まれた。
なんと約70フィート(21m)のロングバーディーパットがカップイン。
この一打で3打リードとし、18番のパーで締めくくった。

最終日のハイライト

  • 9番パー5でイーグル(40フィートパット)
  • 13番バーディーで首位に浮上
  • 17番パー3で約70フィートのバーディーパット成功
  • 最終スコア:65(-5)→ 通算9アンダー・3打差優勝

世界ランク44位の「サプライズ優勝」が意味するもの

アーロン・ライ アロニミンクゴルフクラブでのプレー
アロニミンクGCでのアーロン・ライ(写真:golf.com)

大会前、ライの優勝オッズは100倍以上。
メジャー優勝経験なし、ツアー優勝も2024年ウィンダムチャンピオンシップの1勝のみという経歴から、誰もが「まさか」と思った結果だった。

それでも、ライのゴルフは終始一貫していた。
両手グローブという独特のスタイルで知られるライは、正確なアイアンと安定したパッティングを武器に、アロニミンクGCを攻略した。

アメリカ人選手が過去10回連続でPGA選手権を制していた中での、この結果。
さらに1919年以来という長い歴史を更新する「イングランド人初優勝」は、世界のゴルフファンに衝撃を与えた。

40代男性(ゴルフ観戦歴10年)

「17番の70フィートパットは目を疑った。普通のツアーでも決まらないくらいの距離をメジャー最終日に沈めるなんて、これがゴルフの面白さだと改めて思いました。」

優勝で得た特典と賞金

アーロン・ライ ワナメーカートロフィーを掲げる
ワナメーカートロフィーを手にするアーロン・ライ(写真:golf.com)

今大会の総賞金は過去最高となる2,050万ドル(約31億円)。
優勝したライは369万ドル(約5億6,000万円)を手にした。

さらに、PGA選手権覇者として以下の出場権を獲得している。

大会名 免除期間
PGA選手権 生涯出場権
マスターズ 5年間
全米オープン 5年間
全英オープン 5年間
ザ・プレーヤーズ 5年間

シェフラー・マキロイはどうだった?

PGA選手権2026 アロニミンクゴルフクラブ
アロニミンクGCでのPGA選手権2026(写真:golf.com)

世界ランク1位スコッティ・シェフラーは初日に好スタートを切ったものの、最終的には優勝争いに絡めず。
昨年のマスターズ覇者ロリー・マキロイも上位には食い込めなかった。

jon ラームとアレックス・スモーレーが通算6アンダーで2位に入り、ジャスティン・トーマス、ルドビグ・オベルグ、ミヒャエル・シュミットが5アンダーで4位タイとなった。

30代女性(ゴルフ観戦ファン)

「ラームが2位でも話題になるのに、それを3打も上回ったライがすごい。毎年こういうサプライズ優勝があるからメジャーは目が離せないですね。」

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「世界ランク44位がPGA選手権を取るとはな。ライのゴルフはアイアンが本当に正確で、ストロークゲインを見ても圧倒してたよ。俺もスコア88くらいで伸び悩んでるけど、こういう選手のスイングを研究すると参考になる部分多い。アロニミンク、いつか行ってみたいコースだな。」

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