ラッセル・ヘンリーが、テキサス州フォートワースのコロニアルCCで開催されたチャールズ・シュワブ・チャレンジ2026を制した。最終日の16・17・18番で3連続バーディを奪いE・コールに追いつくと、プレーオフ1ホール目を制して通算6勝目。日本の松山英樹はT13でフィニッシュした。
16・17・18番で3連続バーディ——鮮やかな追い上げ
最終日、首位で出たのは54ホールリーダーのエリック・コールだった。ヘンリーは前半こそスコアを伸ばしきれず、優勝争いから一歩後退したかに見えた。
しかし勝負どころでスイッチが入る。16番(約4.6m)、17番(約5.2m)、そして18番(約4.5m)と、最終3ホールすべてでバーディパットを沈める驚異的な追い上げを披露。最終日「3アンダー67」をマークし、通算12アンダーでコールに並んだ。
プレーオフは18番——最初のホールで決着
サドンデスのプレーオフは18番で行われた。ここでもヘンリーの好調なパットは止まらない。最初のホールでバーディを奪い、パーに終わったコールを振り切って優勝を決めた。
54ホールを首位で進めながら惜しくも届かなかったコール。一方のヘンリーは2026年シーズンの好調をそのまま結果に結びつけ、通算6勝目を手にした。賞金は総額990万ドルのうち、178万2000ドルを獲得している。
業界人Kの視点
ヘンリーのこの勝ち方、シビれたなぁ。コロニアルは距離より正確性が問われる「ポジショニングのコース」で、派手な飛ばし屋より小技と冷静さがモノを言うんよ。16〜18番の3連続バーディは運やない、最後まで攻めきった結果やね。スコアが団子になる難コースで土壇場にあれだけパットを沈められるのは、技術以上にメンタルの強さ。アマチュアもラスト3ホールこそ「自分の型」を崩さんことが大事やと、改めて教えてもらった気がするわ。
チャールズ・シュワブ・チャレンジ2026 最終リーダーボード
| 順位 | 選手名 | スコア |
|---|---|---|
| 優勝 | ラッセル・ヘンリー | -12 |
| 2位 | エリック・コール | -12 |
| T13 | 松山 英樹 | — |
※ヘンリーとコールは通算12アンダー(268)で並び、プレーオフで決着。
松山英樹はT13——上位で安定した一週間
注目の松山英樹は、トーナメントを通して安定したプレーを見せT13でフィニッシュ。獲得賞金は19万3875ドルとなった。優勝争いには一歩届かなかったものの、難コースのコロニアルで上位をキープしたのは好材料だ。
この夏は全米オープンをはじめメジャーが続く。コロニアルでの好フィニッシュを弾みに、松山がビッグトーナメントでさらに上位へ食い込めるか注目したい。
コロニアルCC——「正確性」が問われる名コース
舞台となったコロニアル・カントリークラブは、フォートワースに位置するPGAツアー屈指のクラシックコース。距離は長くないが、狭いフェアウェイと戦略的なバンカー配置で、正確なショットメイキングが求められる。
飛距離一辺倒では攻略できないこのコースで、ヘンリーの精緻なゴルフがハマった格好だ。土壇場でのパット力が、団子状態のリーダーボードで明暗を分けた。
次戦の見どころ
PGAツアーはこの後、ジャック・ニクラウス設計のミュアフィールド・ビレッジで開催されるメモリアル・トーナメントへと舞台を移す。シグネチャーイベントとして強豪が集結する一戦だ。
勢いに乗るヘンリー、巻き返しを狙う松山——夏のメジャーシーズンに向けて、各選手の戦いから目が離せない。