LIVゴルフのオフウィーク活用策が定着しつつある。メキシコシティ大会を終えたLIVプレーヤーのうち、ルーカス・ハーバート(豪州)、ピーター・ウィーライン(米国)、ホセレ・バジェステル(スペイン)、ルイス・マサヴェウ(スペイン)ら6名が、4月23〜26日に開催されるアジアンツアー&インターナショナルシリーズ主催「シンガポールオープン presented by The Business Times」へ参戦する。会場は伝統のセントーサゴルフクラブ(サラカクコース)。全英オープン予選権3枠とOWGR(世界ランク)ポイントを同時に狙える一大機会だ。

出場するLIVゴルフ選手6名と注目ポイント

選手名 LIV所属チーム 見どころ
ルーカス・ハーバート リップパースGC 2024年シンガポールオープン優勝者。連覇狙い
ピーター・ウィーライン レンジゴート・GC LIVメキシコでT8の好調を維持
ホセレ・バジェステル ファイヤーボールズ メキシコで2位に入る自己最高の大ブレイク中
ルイス・マサヴェウ ファイヤーボールズ 欧州期待の若手プロ
アントン・カールソン クリーク GC 長打が武器のスウェーデン選手
フレデリック・ケリド スマッシュGC パッティング精度の高い仏選手
LIVゴルフ メキシコシティ大会の様子
直近のLIVメキシコシティを終えたばかりの選手たちがアジア遠征に(写真:LIV Golf)

なぜLIV選手がアジアンツアーに出る?——2つの理由

① 全英オープン出場権3枠をかけた最終決戦

シンガポールオープンはアジアンツアーにおける“全英オープン予選”の位置付けも持つ。優勝1枠+上位フィニッシャー2枠の計3選手に全英オープン(7月・ロイヤルポートラッシュ)への出場権が与えられる。LIVプレーヤーはメジャーへの出場枠確保が課題だけに、この3枠は極めて魅力的だ。

② OWGRポイント獲得で世界ランクを補強

LIVゴルフ大会はOWGR(世界ゴルフランキング)認定外のため、LIV専属選手はランク維持に苦戦してきた。一方、アジアンツアー主催のインターナショナルシリーズ・シンガポールオープンはOWGR加点対象(優勝者に約30ポイント、上位10選手にも加点)。これがメジャー出場資格維持の“生命線”となっている。

主催・インターナショナルシリーズとLIVゴルフの関係

インターナショナルシリーズは、LIVゴルフ運営のLIV Golf Investmentsが2022年にアジアンツアーと共同創設したハイブリッドプロプログラム。LIV所属選手の“出稼ぎ枠”と、アジアンツアー選手のLIV昇格ルート(インターナショナルシリーズ年間王者はLIV参戦権獲得)の2方向に機能する。2026年は総勢10大会が予定されており、シンガポールオープンはその第3戦にあたる。

セントーサGCサラカクコースの罠

会場となるセントーサGCサラカクコース(パー71、7,308ヤード)は、南国特有の強いスコール、22番ティーショットから続くウォーターハザード、グリーン周りのアンジュレーションが特徴。年間を通じて湿度85%超のハイ湿度と、1日の気温差少ない高温環境下でのメンタル戦も勝負を分ける。歴代覇者にはジャスティン・ローズ、アダム・スコット、松山英樹(2013年覇者)など錚々たる顔ぶれが並ぶ。

日本勢の参戦状況

アジアンツアーメンバーでは石川遼、池田勇太が過去にシンガポールオープンで好成績を残している。2026年大会の日本勢出場選手はアジアンツアー公式が4月22日時点で発表済み。特にPGAツアーQS経由で昇格した若手勢が、OWGRポイント獲得を狙って集まる見込みだ。

シンガポールオープン2026 大会情報

  • 日程:2026年4月23〜26日(4日間)
  • 会場:セントーサGC・サラカクコース(シンガポール)
  • 賞金総額:250万ドル(約3.9億円)
  • 主催:アジアンツアー/インターナショナルシリーズ
  • 全英オープン出場枠:上位3名(優勝+上位2名)
  • OWGRポイント対象