DPワールドツアー2026年「アジアスイング」第2戦「ボルボチャイナオープン2026」(中国・上海/エンハンス・アンティンGC/パー71/7,188Y)は日本時間4/25、第3ラウンドが終了。UAE代表のアドリアン・オタエギ(33歳)がイーグル1・バーディ8・ボギー1の「62(-9)」をマークし、通算16アンダーで単独首位に浮上した。1打差2位は前日首位のベルント・ヴィースバーガー(オーストリア)、3打差3位はショーン・ノリス(南ア)。オタエギは「2024年大会王者」、最終R日本時間4/26で連覇に王手をかけた。
第3R終了時点リーダーボード
| 順位 | 選手 | スコア | 各R(パー71) |
|---|---|---|---|
| 1 | アドリアン・オタエギ(UAE) | -16 | 67-66-62 |
| 2 | ベルント・ヴィースバーガー(オーストリア) | -15 | 64-66-68 |
| 3 | ショーン・ノリス(南ア) | -13 | 63-67-70 |
| T4 | チャイ・ボーウェン(中国) | -11 | 65-66-72 |
| T4 | チョウ・ヤンハン(中国) | -11 | 62-69-72 |
注目1:オタエギの「62」、上海でムービングデー大爆発
第3Rを5打差5位からスタートしたアドリアン・オタエギ。前半から積極的に攻め、イーグル1・バーディ8・ボギー1のスーパーラウンドを構築。「62(-9)」は今大会でも屈指のロースコアで、首位タイ2人を一気に逆転して単独首位に飛び出した。前半・後半とも安定したショットで、パー4でのバーディ量産が決め手となった。
注目2:オタエギ=「2024年王者」、連覇への執念
注目すべきは、オタエギが2024年「ボルボチャイナオープン」優勝者であること。コース、グリーン、上海の風——全てを熟知するディフェンディング王者として、第3Rの猛烈なチャージは「予定通りの仕掛け」と見るべきだろう。スペイン出身ながら2024年12月にUAEへ国籍変更し、2026年からUAE代表として戦う33歳。「2勝目を上海で」のドラマは、DPワールドツアー全体にとっても象徴的なフィナーレになる。
注目3:ヴィースバーガー、首位陥落も「68」で粘り1打差
初日「64」、2日目「66」と「優勝者ペース」を維持してきたベルント・ヴィースバーガー。第3Rは「68(-3)」とややペースダウンしたが、1打差の単独2位でフィニッシュ。15番のボギーで一時オタエギに逆転を許したものの、終盤の踏ん張りで「優勝圏内」に留まった。2014〜2019年に欧州ツアー4勝のオーストリア・ベテランは、最終Rで「2勝目の年」奪還へ全力プレーが見込まれる。
注目4:地元中国勢、第3Rで失速し「3打離れた4位タイ」
2日目に1打差3位タイで「ホームクラウド」を熱狂させたチャイ・ボーウェンとチョウ・ヤンハンの中国コンビ。しかし第3Rはともに「72」と伸びを欠き、上位2人から5打差の4位タイまで後退。地元プレッシャーが裏目に出た形だが、最終Rで「逆転Vの夢」はまだ消えていない。
最終Rの注目ポイント
- ① オタエギvsヴィースバーガー:1打差直接対決、最終組での「マッチプレー」展開
- ② ノリスの3打差追走:初日「63」のフォームが戻れば射程圏内
- ③ 中国勢の地元V挑戦:5打差を逆転できれば男子中国ゴルフ史に残る快挙
- ④ レースtoドバイ:欠場のリードに代わって上位陣がポイント大量獲得のチャンス
大会概要
- 会場:エンハンス・アンティンGC(中国上海市・嘉定区/パー71/7,188Y)
- 会期:2026年4月23〜26日(日本時間)
- 賞金総額:275万ドル(優勝賞金46万7,500ドル)
- 2026 アジアスイング:4戦中の第2戦
- ディフェンディング王者:アドリアン・オタエギ(UAE)/2024年大会優勝者
放送・配信情報(日本時間)
- 第4R(最終):2026年4月26日 16:00〜18:30 / ゴルフネットワーク
- 注:上海現地時間14:00頃ティオフ予定。中継は録画配信となる場合あり
まとめ:ディフェンディング王者がムービングデーで奪取、最終R「62-69」の差を分ける1打
第3R終了時点でオタエギ通算-16の単独首位、1打差にヴィースバーガー、3打差にノリス。「62」のフラッシュアタックで連覇に王手をかけた33歳UAE代表は、「コースを知る者」のアドバンテージを最大限に活かした。最終Rは「守るオタエギvs追うヴィースバーガー」のマッチプレー的展開が予想され、後半17・18番の「最後の2ホール」で勝負が決まる可能性が高い。アジアスイングは続く5月の韓国・台湾大会へとつながる重要シリーズで、オタエギの2連覇はDPワールドツアー全体に新章を開くことになる。