PGAツアー2026年シーズン「第5シグネチャー大会」となる「キャデラック選手権2026」(米フロリダ・マイアミ/トランプ・ナショナル・ドラル「ブルーモンスター」4/30〜5/3)の出場フィールドが確定。世界トップ10中7人を含む72名の限定フィールド・カットなしで行われる。マスターズ連覇王者のロリー・マキロイは出場見送り、世界1位スコッティ・シェフラーが本命視されている。2016年以来「10年ぶり」にPGAツアーがドラルへ帰還する歴史的大会の見どころを徹底解説する。

10年ぶりの「ドラル復活」、ブルーモンスターの再開

トランプ・ナショナル・ドラル「ブルーモンスター」は、1962〜2016年の50年以上PGAツアー大会を開催してきた歴史的会場。2007〜2016年は「WGC-キャデラック選手権」として、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、アダム・スコットらが優勝。2016年大会後はPGAツアーから外れていたが、「キャデラック選手権」のタイトルスポンサー復活とともに10年ぶり帰還となる。

ブルーモンスター コース概要

  • 所在地:米フロリダ州マイアミ・ドラル
  • パー:72/全長:7,590ヤード
  • 設計:ディック・ウィルソン(1961)、レイモンド・フロイド改修
  • 特徴:強風厳しい池・バンカー難関18番(パー4)は名物ホール
  • 過去PGA優勝者:A.パーマー、J.ニクラス、T.ウッズ、A.スコット、R.マキロイ ほか

マキロイ「マスターズ連覇後」の出場見送り波紋

マスターズ2026連覇を遂げたロリー・マキロイ(37、北アイルランド)は、「マスターズ後の優先順位」を理由にキャデラック選手権を欠場。マキロイは2026年すでに4勝(マスターズ含む)を挙げており、5月のPGAチャンピオンシップ(アロニミンク/5/14〜17)に向けて「家族との時間と調整を優先」するとコメント。シグネチャー大会への欠場は賞金総額2000万ドルを見送る決断であり、PGAツアーのスケジュール議論を再燃させている。

パワーランキング TOP10予想

各種データ・直近の調子・ブルーモンスター適性を総合した編集部独自パワーランキングは以下のとおり。

順位選手名ポイント
1位スコッティ・シェフラー(米/世界1位)圧倒的な週次安定感、PGAツアー20勝
2位キャメロン・ヤング(米/世界4位)プレーヤーズ覇者、長打+アイアン精度
3位コリン・モリカワ(米/世界6位)アイアン全米トップ、ストロークゲインド上位
4位ジャスティン・ローズ(英/世界5位)マスターズT3、円熟のショットメーカー
5位トミー・フリートウッド(英/世界7位)強風適性高、フロリダ複数優勝経験
6位ラッセル・ヘンリー(米/世界8位)マスターズT3で勢い継続
7位J.J.スパウン(米/世界9位)2025年USオープン覇者、地元フロリダ拠点
8位サヒース・テガラ(米)急成長中の若手、ドラル相性◎
9位ヴィクトル・ホブラン(諾)パワー+アグレッシブな攻めがコース合致
10位松山英樹(日)スクランブル全米1位、リカバリーがブルモン適性
スコッティ・シェフラー 世界1位 キャデラック選手権2026 ドラル ブルーモンスター 本命 PGAツアー
本命視されるシェフラー(写真:イメージ)

松山英樹「ブルモン相性◎」、復活への絶好機

日本のエース松山英樹(34)は、スクランブル(リカバリー)でPGAツアー1位SG:アプローチ15位と、強風&厳しいラフの「ブルモン」に最適なスタッツを揃える。直近2026マスターズはT17と本来の力を発揮できなかったが、本大会の限定フィールド・カットなしはモメンタム回復に絶好。2024年「ザ・ジェネシス招待」優勝以来の久々Vを狙う。

松山の2026年シーズン推移

  • 1月 ザ・ソニーオープン:T15
  • 2月 フェニックスオープン:2位(メジャー級ハイライト)
  • 2月 ペブルビーチプロアム:T8
  • 3月 プレーヤーズ選手権:T22
  • 4月 マスターズ:T17(本来未満)
  • 4月 バレロテキサスオープン:T21

欠場組も話題、「シグネチャー大会の問題」浮き彫りに

マキロイのほか、世界3位M.フィッツパトリック(チューリッヒ・クラシック優勝直後でリフレッシュ)、世界9位X.シャウフェレ、12位B.マッキンタイア、14位L.オーバーグも欠場。賞金2000万ドルのシグネチャー大会で「強制出場でない」ことが、PGAツアー全体のスケジュール過密問題として議論を呼んでいる。

賞金・FedExポイント・優勝特典

  • 大会賞金総額:2,000万ドル(約30億円)
  • 優勝賞金:360万ドル(約5億4000万円)
  • FedExカップポイント:700
  • 優勝特典:シーズン残りのシグネチャー大会+3年シード保証
  • 放映:日本時間 5/1(金)〜5/4(月)GolfTV、WOWOW

注目すべき5つのストーリーライン

  1. シェフラーの「世界No.1」ストリーク終焉後初の戦い(148週連続首位を4/27で陥落)
  2. マキロイ不在でシェフラーが優位に立てるか
  3. 松山英樹「ブルモン適性」が示すPGA連勝への道
  4. 10年ぶりドラル帰還、コース改修後のスコア傾向
  5. 5月のPGAチャンピオンシップ(アロニミンク)へ向けた最終調整戦