ネリー・コルダ(米国)が2026年LPGAリビエラ・マヤ・オープン・アット・マヤカボ(メキシコ)を通算17アンダーで制し、今季3勝目を飾った。2位のアーピチャヤ・ユボル(タイ)に4打差をつける圧勝。LPGA通算18勝という大台に到達し、シーズン開幕からの全大会で2位以内という前人未踏の記録も達成した。

最終ラウンド——18番の波乱を乗り越えて

コルダは最終ラウンドを3バーディ・2ボギー(うち1ボギーはウォーターハザードによる暫定球)のスコア69(3アンダー)でフィニッシュし、通算17アンダーで優勝トロフィーを手にした。前半は4連続パーからスタートしたが、パー5の5番でイーグルを奪いリードを4打に広げる。7番でも追加バーディを決め、前半を5アンダーで折り返した。

しかし最終18番で波乱が待っていた。ティーショットが深いラフに消えて暫定球を宣言。バンカーからのリカバリーに成功したものの、ボギーとなる今週2つ目のスコアを叩いた。それでもリードは6打あり、揺るぎない勝利で幕を閉じた。

「競技そのものが大好きだし、こうして世界中のいろんな場所でプレーできることが楽しくてたまらない」と優勝後のコルダは笑顔で語った。「毎回同じだけ練習して臨んでいるけれど、結果はわからないもの。最終ホールでは謙虚な気持ちにさせられた(笑)。でもそれ以外は本当にスムーズな一日だったわ」

リビエラ・マヤ・オープン2026 最終リーダーボード(上位)

順位選手名通算最終R
優勝ネリー・コルダ🇺🇸 米国-1769
2位アーピチャヤ・ユボル🇹🇭 タイ-1370
T3位ユ・リュウ🇨🇳 中国-10-
T6位ジョディ・ユワート・シャドフ🇬🇧 英国-969
T6位カルロタ・シガンダ🇪🇸 スペイン-969

2026年シーズンを彩る歴史的な記録

ネリー・コルダの2026年LPGA開幕6戦の成績データ
© Sky Sports — コルダの2026年シーズン開幕記録の詳細

コルダが2026年に達成した記録

  • LPGAツアー通算18勝(米国人では2015年クリスティー・カーの18勝以来)
  • 2026年シーズン開幕6戦連続2位以内(アニカ・ソレンスタムの2001年記録に並ぶ、史上2人目)
  • 米国人として最年少で18勝達成(ナンシー・ロペスの1980年以来)
  • LPGAで18勝以上に到達した選手は歴代26人目
  • 今季6スタートで3勝・2位2回・T2位1回という圧倒的な安定感

シーズン開幕から6試合すべてで2位以内というペースは、女子ゴルフ界の大きな話題を呼んでいる。2001年のアニカ・ソレンスタムが同じ偉業を達成して以来、25年ぶりに並ぶ快挙だ。コルダは「チーム全員が努力してくれているから、私も毎試合モチベーション高く臨める。ここにいられることに本当に感謝している」と仲間への感謝を口にした。

2位ユボルの奮闘——アジア勢の活躍も

2位フィニッシュのアーピチャヤ・ユボル(タイ)は、第3ラウンドで66をマークするなど序盤は猛追を見せた。しかし最終ラウンドでスコアを伸ばせず70のラウンドでコルダとの差は4打に開いた。それでも今季のLPGAツアーでアジア勢が上位を争い続けていることは注目に値する。

欧州勢では英国のジョディ・ユワート・シャドフとスペインのカルロタ・シガンダが揃って最終ラウンド69をマークしT6位タイでフィニッシュした。

次戦はミズホ・アメリカズ・オープン(ミシガン州)

LPGAツアーは次週、ミシガン州マウンテン・リッジで開催されるミズホ・アメリカズ・オープンへと舞台を移す。コルダは今大会の勢いそのままに、今季4勝目に挑む。シーズン開幕から止まらない「コルダ無双」がどこまで続くのか、女子ゴルフ界から目が離せない。