キャメロン・ヤング(米国)が第3ラウンドを2アンダー70で乗り切り、通算15アンダーで単独首位をキープ。世界ランク1位スコッティ・シェフラー(69)、Si Woo Kim(69)、クリストッファー・ライタン(69)が6打差の9アンダーで2位タイに並ぶ。大雨が予報される最終日は大幅に前倒しされ、現地5月3日(日)午前7時30分からスプリットティーでスタートする。

ヤング、ブルーモンスターを知り尽くしたプレーで安定首位守備

R1で9バーディのノーボギー64、R2でも5バーディ1ボギーの67と理想的なゴルフを続けてきたヤングだが、土曜日は少し苦戦した。1番パー5(ヤーデージ最長ホール)の第2打を池に打ち込みボギーを叩く波乱の立ち上がりとなった。しかし18番でのパーセーブを含む安定した後半を戦い、最終的に2アンダー70で首位を守った。

「今のところ自分のゴルフができている。ただブルーモンスターは一瞬も気を抜けない」とヤングはラウンド後に語った。マスターズでも最終日前まで首位タイだったヤングは、「ドラールでも同じことが起きないよう集中する」と最終日への意気込みを示した。

シェフラー、18番バーディで勢いを取り戻す

スコッティ・シェフラーが2026年キャデラック選手権R3で18番のバーディパットを沈める
スコッティ・シェフラー、18番で見事なバーディを奪う © Golf.com / Getty Images

世界ランク1位のシェフラーは3アンダー69をマークし、2位タイで最終日を迎える。とくに印象的だったのが最終18番での170ヤードのアイアンショット。ピン4フィートにぴたりと寄せ、今大会の難所として知られる18番でこの週9個目のバーディを奪う一打となった。「あのショットが気持ちよく決まった。最終日に向けていい締めくくりができた」とシェフラー。

しかし6打差は依然として大きい。マスターズの最終日にヤングを5打差で捉えたシェフラーには実績があるが、「彼が明日また好ゴルフをすれば追いつくのは難しい。私にできることは全力でプレーすることだけ」と現実的なコメントを残した。

キャデラック選手権2026 R3終了時リーダーボード(上位)

順位選手名通算R1R2R3
1キャメロン・ヤング🇺🇸-15646770
T2スコッティ・シェフラー🇺🇸-9716769
T2Si Woo Kim(キム・シウ)🇰🇷-9706869
T2クリストッファー・ライタン🇳🇴-9706869
T5ベン・グリフィン🇺🇸-8707068
T5マット・マッカーティ🇺🇸-8697069
T5ニック・テイラー🇨🇦-8667072
T37松山英樹🇯🇵-1707174
T52コリン・モリカワ🇺🇸+1757270
T57比嘉一貴🇯🇵+2727769

Si Woo Kimの41ヤードチップイン、松山英樹は苦しいR3

韓国のSi Woo Kimは17番パー4(約37メートル離れたラフ)からチップインバーディを決め、ギャラリーを沸かせた。ラウンド終盤の劇的な一打でシェフラーと並ぶ9アンダー2位タイに浮上し、最終日も優勝を狙える位置に着けた。

一方、松山英樹は土曜日に4オーバー74と苦しいラウンド。通算1アンダーの37位タイとなり、逆転優勝はほぼ絶望的な状況。しかし松山の昨年の全米プロでの粘りを知るファンなら、最後の18ホールに注目したいところだ。比嘉一貴はR3に3アンダー69とスコアを伸ばしたが、通算では2オーバーの57位タイに留まっている。

大雨対応でスケジュール大幅変更、最終日は午前スタート

フロリダ州マイアミは最終日の日曜午後に激しい降雨が予報されており、主催者は全員を午前中にプレーさせる大幅なスケジュール変更を実施した。3人組のグループが第1ホールと第10ホールの2ティーから同時スタートし、午前7時30分から9時40分にかけてすべての組がコースに出る形になる。コースオーナーのドナルド・トランプ前大統領の来場予定も、スケジュール変更により不透明になったと伝えられている。

今週のキャデラック選手権は賞金総額2000万ドル(約30億円)のシグネチャー・イベント。優勝賞金は360万ドル(約5億4000万円)。ヤングが逃げ切れば今季2勝目(マスターズに続く快挙は逃したが)であり、キャリア最大の賞金獲得となる。