ネリー・コルダ(アメリカ)が2026年LPGAシーズンで驚異的な支配力を見せている。開幕から6大会すべてでTOP2以内に入るという記録は、2001年のアニカ・ソレンスタム以来25年ぶり。女子ゴルフ史に名を刻む圧倒的なシーズンを詳しく振り返る。

2026年シーズン成績:1位・2位・2位・T2・1位・1位

コルダの2026年LPGAシーズンは、開幕戦から一貫した高水準のプレーで構成されている。1月のヒルトン・グランド・バケーションズ優勝に始まり、メキシコのリビエラマヤ・オープンまで6試合すべてでTOP2以内という驚くべき成績だ。

📊 2026年シーズン前半スタッツ(6大会)

3勝 2026年シーズン優勝数
6連続 TOP2以内フィニッシュ
$284万 2026年獲得賞金(ドル)
23/27 殿堂入りポイント

2026年の成績詳細は以下のとおり。トーナメント・オブ・チャンピオンズ(優勝)、シェブロン選手権(優勝・メジャー)、参加大会2位、T2位(2大会)、そしてリビエラマヤ・オープン(優勝)と続く。6試合で最低でも2位以内という安定感は、もはや「支配」という言葉が最もふさわしい。

シェブロン選手権での歴史的なメジャー制覇

2026年シーズン最大のハイライトは4月のシェブロン選手権だ。全4ラウンドをトップでフィニッシュするワイアー・トゥ・ワイアー優勝を5打差で達成。これは過去18年でシェブロン最大の勝利マージンで、1ホールで複数打リードを保ちながらのワイアー・トゥ・ワイアーは35年ぶりだという。

ネリー・コルダ シェブロン選手権2026優勝
シェブロン選手権を制したコルダ(© Sky Sports / 365dm.com)

この優勝でコルダはキャリアメジャー通算3勝目。世界ランキング1位を奪還し、ナンシー・ロペス以来1980年以来となる最年少でのツアー18勝到達という記録も打ち立てた。

ソレンスタムの2001年と並ぶ"1980年以降唯一の記録"

コルダの6大会連続TOP2という記録が特に注目されるのは、その希少性にある。1980年以降のLPGAツアー史において、シーズン開幕から6試合連続でTOP2以内に入った選手は、アニカ・ソレンスタムが2001年に達成して以来、コルダが二人目となる。

🏆 1980年以降「開幕6試合連続TOP2」達成者

① アニカ・ソレンスタム(2001年)

② ネリー・コルダ(2026年) ←現在進行中

ソレンスタムの2001年は年間13勝というLPGAツアー史上最多勝利シーズン。その偉大なシーズンと同じスタートを切ったコルダへの期待は、ゴルフ界全体で高まっている。

賞金は2位の約2倍、殿堂入りまであと4ポイント

2026年の獲得賞金は6大会で284万3718ドル。2位のハンナ・グリーンが142万7440ドルであることを考えると、約2倍近い差をつけている。この数字だけでもコルダの2026年がいかに抜きん出たシーズンかが分かる。

また、LPGA殿堂入りポイントは23/27に到達。あと4ポイントで殿堂入りの資格を得る。2026年の勢いが続けば、今シーズン中の殿堂入り確定も視野に入ってくる。

2025年のゼロ勝からの劇的復活

コルダの2026年の輝きをより一層際立たせるのは、前年のコントラストだ。2024年に7勝を挙げて完全支配した後、2025年は勝利なし。女子ゴルフの支配者がノーウィンシーズンを経験し、復活を問われていた。

しかし2026年の開幕戦から即座にエンジン全開。まるでスイッチが入ったかのような走りを見せており、女子ゴルフファンだけでなく世界のスポーツメディアから改めて注目を集めている。

ミズホ・アメリカズ・オープン(5月7〜10日)で記録更新なるか

コルダは現在、ニュージャージー州マウンテン・リッジ・カントリークラブで開催中のミズホ・アメリカズ・オープン(5月7〜10日)に出場中だ。ディフェンディングチャンピオンのジーノ・ティティクルや、チャーリー・ハル、パティ・タバタナキットらとの激戦が続いている。

今大会でもTOP2以内に入れば、前人未踏の7大会連続TOP2という新記録も視野に入る。コルダの歴史的なシーズンはまだ続いている。

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