PGAツアーのシグネチャーイベント「メモリアルトーナメント」が、6月4日(日本時間5日早朝)にオハイオ州のミュアフィールド・ビレッジGCで開幕する。今年は記念すべき第50回大会。世界1位スコッティ・シェフラーが前人未到の大会3連覇に挑み、ロリー・マキロイが2年ぶりに復帰。日本の松山英樹は、初優勝の地である「聖地」に帰還する。
シェフラー、前人未到の3連覇に挑む——第50回の記念大会
主役はやはり世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーだ。彼はこの大会を2024年・2025年と連覇しており、今年勝てば大会3連覇となる。
同一大会の3連覇は、2009〜2011年のジョン・ディア・クラシックを制したスティーブ・ストリッカー以来、ツアーでは誰も達成していない快挙だ。シェフラーは前週のCJカップ・バイロンネルソンで単独3位と好調を維持しており、本命に挙げられている。
主催者であるジャック・ニクラウスが創設したこの大会は、今年で第50回の節目を迎える。記念大会で「キング」の前で勝者となるのは誰か——舞台は整った。
マキロイが2年ぶり復帰、ヤング&フィッツパトリックも参戦
今年のマスターズを制したロリー・マキロイが、2024年以来となるメモリアル出場を決めた。ミュアフィールド・ビレッジでは過去に4年連続トップ20を記録しており、2016年にはT4の好成績を残している相性の良いコースだ。
さらにフェデックスカップ・ランキング上位のキャメロン・ヤングとマット・フィッツパトリックも、全米プロ以来の実戦に臨む。両者は2026年シーズンに合計5勝を挙げており、勢いは本物だ。
業界人Kの視点
メモリアルはな、ツアーの中でも「メジャーに一番近い非メジャー」って言われるくらいセッティングがエグいんよ。ラフは深い、グリーンは速い、池は効いてる——飛距離より我慢と精度のコース。シェフラーが連覇しとるのは偶然やない、ミスを最小化する今のゴルフがドンピシャでハマるからやね。逆にアマチュアがこのコース観て学べるのは「無理に攻めん勇気」。3連覇がかかった重圧の中でも淡々とパーを拾えるか、そこが見どころやと俺は思うわ。
松山英樹、2014年の聖地ミュアフィールド・ビレッジに帰還
日本勢で注目はやはり松山英樹。実はこのミュアフィールド・ビレッジは、松山が2014年にツアー初優勝を飾った思い出の地だ。
その後も2015年・2019年・2024年にトップ10入りを果たすなど、コースとの相性は抜群。前週のチャールズ・シュワブ・チャレンジではT13と安定したプレーを見せており、得意の舞台で上位進出が期待される。
夏のメジャーシーズンを目前に控え、得意コースでの好結果は弾みになる。松山が「聖地」で2勝目を狙えるか、日本のファンの視線が集まる。
モリカワは欠場——背中の負傷癒えず
一方で残念なニュースもある。コリン・モリカワが今大会を欠場することになった。
モリカワは3月のプレーヤーズ選手権で負った背中の負傷からの回復に苦しんでおり、無理をせず大事を取った形だ。日系の人気選手だけに、早期の復帰が待たれる。
注目選手・優勝候補
| 選手名 | 注目ポイント |
|---|---|
| スコッティ・シェフラー | 世界1位。前人未到の大会3連覇に挑む本命 |
| ロリー・マキロイ | マスターズ覇者。2年ぶり復帰、コース相性◎ |
| キャメロン・ヤング | 今季勢いに乗る伏兵。全米プロ以来の実戦 |
| マット・フィッツパトリック | 精度の高いゴルフが難コースにマッチ |
| 松山 英樹 | 2014年覇者。得意の聖地で上位を狙う |
※コリン・モリカワは背中の負傷のため欠場。
ミュアフィールド・ビレッジGC——ニクラウス設計の名コース
舞台となるミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブは、ジャック・ニクラウスとデズモンド・ミューアヘッドが設計したパー72・7,569ヤードの戦略的なコースだ。1974年に開場し、1976年からPGAツアーの開催地となっている。
深いラフ、速いグリーン、効果的に配置された池が特徴で、「メジャーに最も近い非メジャー」とも称される難セッティング。飛距離だけでは攻略できず、ショットの正確性とコースマネジメントが問われる。
開催概要・日程
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | メモリアルトーナメント2026(第50回) |
| 会場 | ミュアフィールド・ビレッジGC(米オハイオ州ダブリン) |
| コース | パー72/7,569ヤード(ニクラウス設計) |
| 日程 | 6月4日(木)〜7日(日)※日本時間は各日翌朝 |
| 格付け | シグネチャーイベント |
同じ週には女子のメジャー「全米女子オープン」もリビエラCCで開催される。男女のビッグイベントが重なる、ゴルフファンにとって見逃せない一週間となりそうだ。
まとめ——記念大会の主役は誰か
シェフラーの歴史的3連覇か、マキロイの復活Vか、それとも松山が聖地で2勝目を飾るのか。第50回の記念大会にふさわしい、豪華な顔ぶれが揃った。
夏のメジャーシーズンへの試金石となる一戦。CryptoGolfClubでは大会の経過も随時お届けしていく。