スコッティ・シェフラーがマスターズ2026で歴史的な週末を過ごした。36ホールを終えてトップのマキロイから12打差という絶望的な位置にいたシェフラーだが、3日目に7アンダー65、最終日に4アンダー68を記録。最終36ホールをボギーなしで回るという1942年以来の快挙を達成し、通算11アンダーの単独2位でフィニッシュした。
1942年以来、84年ぶりの「ボギーフリー・ウィークエンド」
シェフラーのマスターズ2026における最大のハイライトは、3日目と最終日の合計36ホールを一つのボギーも叩かずに回りきったことだ。オーガスタナショナルという世界屈指の難コースで、しかもマスターズのプレッシャーの中でこの偉業を達成した選手は、実に1942年以来誰もいなかった。
週末の36ホールで計11バーディ、ボギーゼロ。この数字だけでも、シェフラーがいかに完璧なゴルフを展開したかが分かる。特にオーガスタの後半のアーメンコーナーを含む難所をノーボギーで切り抜けた技術と精神力は、まさに世界ランキング上位にふさわしいものだった。
12打差からの驚異的な追い上げ
シェフラーは初日と2日目のスコアが振るわず、36ホール時点でトップのマキロイから12打差という大きなビハインドを背負っていた。通常であれば優勝争いに絡むことは不可能な差だ。
しかし3日目、シェフラーは7アンダー65という素晴らしいスコアを叩き出し、一気にリーダーボードを駆け上がった。最終日も安定したプレーを続け、15番と16番で連続バーディを奪ってマキロイとの差を2打まで詰めたが、最終的にはわずか1打差で2位という結果に終わった。
シェフラーの週末スコア詳細
| ラウンド | スコア | バーディ | ボギー |
|---|---|---|---|
| 3日目(土曜日) | 65(-7) | 7 | 0 |
| 最終日(日曜日) | 68(-4) | 4 | 0 |
| 週末合計 | 133(-11) | 11 | 0 |
マスターズ2026 最終リーダーボード(トップ10)
| 順位 | 選手名 | トータル |
|---|---|---|
| 1 | ローリー・マキロイ | -12 |
| 2 | スコッティ・シェフラー | -11 |
| T3 | ジャスティン・ローズ | -10 |
| T3 | ティレル・ハットン | -10 |
| T3 | キャメロン・ヤング | -10 |
| T3 | ラッセル・ヘンリー | -10 |
| T7 | コリン・モリカワ | -9 |
| T7 | サム・バーンズ | -9 |
| T9 | マックス・ホマ | -8 |
| T9 | ザンダー・シャウフェレ | -8 |
3度目のグリーンジャケットはお預けに
シェフラーは2022年と2024年にマスターズを制しており、今大会で優勝すれば史上最速で3度目のグリーンジャケットを手にするところだった。結果的にはわずか1打足りなかったが、週末に見せた圧倒的なパフォーマンスは、今シーズンの残りのメジャーに向けて大きな自信になるはずだ。
次のメジャーは5月の全米プロゴルフ選手権。シェフラーの巻き返しに注目が集まる。
来週はRBCヘリテージで再始動
シェフラーはマスターズ翌週のRBCヘリテージ(4月13〜19日、ハーバータウン・ゴルフリンクス)にも出場予定だ。マスターズで見せた好調を維持できるか、引き続きウォッチしていきたい。