キャメロン・ヤングが通算19アンダーで2026年カデラック選手権を制覇。2位のベン・グリフィン(-13)に6打差をつける圧勝で、今季2勝目かつキャリア初のシグネチャーイベントタイトルを手にした。フロリダ州マイアミのトランプ・ナショナル・ドラール「ブルーモンスター」は10年ぶりにPGAツアーを迎え、その最大の舞台でヤングが支配的な強さを見せた。

4日間を通じた圧倒的な支配——ワイヤートゥワイヤーに近い完勝

ヤングは初日から首位に立ち、4日間を通じて一度もトップを明け渡さない安定した戦いを見せた。最終日は悪天候による約2時間の中断があったものの、再開後もスコアを積み重ね、バーディを量産。特に第3ラウンドでは64のスコアをマークし、2位に6打差をつけてから最終ラウンドへ進んだ。最終日は苦しむ場面もあったが、16番でドライブがグリーンを捉えるイーグルパットの流れを作り、通算19アンダーでホールアウト。6打差は最後まで揺るがなかった。

「信じられないほどのウィークだった。ドラールのコースは難しいけれど、自分のゴルフを貫けた。シグネチャーイベントで勝つことが今年の目標の一つだったから、本当に嬉しい」とヤングは優勝インタビューで語った。28歳のニューヨーク州スカーバラ出身の選手は、ウェイクフォレスト大学出身のプロ転向7年目。今季すでに複数勝利を挙げ、FedExCupランキングでも上位に位置している。

カデラック選手権2026 最終リーダーボード

順位選手名通算スコア国籍
優勝キャメロン・ヤング-19🇺🇸 USA
2位ベン・グリフィン-13🇺🇸 USA
3位スコッティ・シェフラー-12🇺🇸 USA
T4アダム・スコット-11🇦🇺 AUS
T4セップ・ストラカ-11🇦🇹 AUT
T4シ・ウ・キム-11🇰🇷 KOR
T7アレックス・スモーリー-10🇺🇸 USA
T7アレックス・ノレン-10🇸🇪 SWE
T7クリストファー・レイタン-10🇳🇴 NOR
T7マット・マッカーティ-10🇺🇸 USA
トランプ・ナショナル・ドラール ブルーモンスターコース
トランプ・ナショナル・ドラール(写真:Wikipedia / CC BY-SA)

10年ぶりのドラール復活——ブルーモンスターの魅力と歴史

カデラック選手権はPGAツアーの中でも2000万ドルの賞金総額を誇るシグネチャーイベントの一つ。フロリダ州マイアミ郊外のトランプ・ナショナル・ドラールは、かつてWGCキャデラック選手権の舞台として知られていたコースで、青いホールフラッグと試練の水絡みホールが象徴の「ブルーモンスター」が10年ぶりにPGAツアーを迎えた今大会。シェフラーやマキロイらトップ選手が集う中、ヤングが存在感を示した。

99試合連続メジャー出場記録更新を果たしたアダム・スコットもT4に入り底力を見せた。また世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは3位に終わったものの、来週のメジャー・全米プロゴルフ選手権(アロニミンク)に向けて調子は上々といえる内容だった。

賞金と次戦の展望——次は来週のトゥルーイスト選手権

今大会の賞金総額は2000万ドル(約30億円)。優勝賞金は約360万ドル(約5億4000万円)で、ヤングのシーズン獲得賞金額はさらに大幅にアップした。PGAツアーは今週末から来週にかけてノースカロライナ州シャーロットのクエール・ホロー・クラブで「トゥルーイスト選手権2026」を開催(5月6〜10日)。マスターズ連覇を達成したロリー・マキロイが登場し、コース5勝目に挑む。その翌週にはいよいよメジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権がアロニミンク・ゴルフクラブで開幕する。