来週開催のPGAツアー「チャールズ・シュワブ・チャレンジ2026」(5/28-31、コロニアルCC)の出場メンバーが確定。
地元テキサス出身のジョーダン・スピース(32歳)が、プロ転向後初めて同大会を欠場することが明らかになった。
2013年から続いた13年連続出場記録がついに途切れる。2016年大会では3打差で優勝した経験を持つ「ホーム選手」の不在は、大会主催者にとっても痛手だ。
チャールズ・シュワブ・チャレンジ2026 大会概要
スピース、プロ転向後初めての欠場——13年連続出場が止まる
スピースは2013年大会から毎年欠かさず出場を続けてきた。
地元ダラス育ちでテキサス州の中でも特別な思い入れがあるコロニアルは、彼にとって事実上の「ホームコース」だ。
2016年大会(当時の名称はディーン&デルーカ・インビテーショナル)では3打差での完勝。
ここまで5回トップ10入りを果たしており、相性は抜群と言っていい。
それでも今回欠場を決断した理由は明確だ。
スピースはここまで4戦連続出場(キャデラック選手権・トゥルーイスト選手権・全米プロ・CJカップ・バイロンネルソン)と過密日程を強いられてきた。
翌週6/4から始まるシグネチャーイベント「メモリアル・トーナメント」を見据え、今回は意図的に休養を取る形となった。
スピースのコロニアル成績(過去13年)
- 初出場:2013年(プロ転向初年度・T7)
- 2016年:優勝(3打差で完勝、当時22歳)
- 2019年:T8
- 2021年:T2(プレーオフ敗退)
- 2024年:T4
- 2025年:T11
- 13年連続出場・トップ10入り5回
「コロニアル=スピースみたいなところあったから、出ないのは寂しいな。でも4戦連続出場でメモリアル前って、ベテラン的判断としては妥当。彼の地元意識を考えると相当な葛藤だったはず。」
業界人Kの視点
スピースが欠場を決めた背景は「スケジュール管理」という業界的に正しい判断なんだよな。プロって見た目以上に過密スケジュール対応が大変で、地元の思い入れが強い大会だからこそ「ここは休む」という経営判断が凄い。メモリアルのようなシグネチャーイベント前の調整期間を意図的に設けるのは、PGAツアーの上位選手のあるあるだけど、それでも13年連続の記録を切ることはメンタル的プレッシャーが相当。プロはスコアだけじゃなく『試合数管理』との戦いも同時進行してるんだよ。
出場メンバーは「メジャー覇者の宝庫」——コエプカ、トーマス、松山英樹も
スピース欠場でも、コロニアルの出場メンバーは豪華絢爛だ。
ブルックス・コエプカ(5度のメジャー優勝)はLIVゴルフからPGAツアーに復帰後、初優勝を狙う。
CJカップ・バイロンネルソン初日に「63」をマークし、新パターで好調を取り戻したばかり。
コロニアルでもその勢いを保てるかが焦点となる。
2度の全米プロ覇者ジャスティン・トーマスも今季ベストフォームで参戦。
直近の全米プロでもトップ20入りしており、優勝候補の筆頭格と目される。
その他の主なメジャー覇者は以下の通り。
| 選手 | 主な実績 |
|---|---|
| ベン・グリフィン | 2025年大会優勝(連覇に挑む) |
| ブルックス・コエプカ | メジャー5勝 |
| ジャスティン・トーマス | 全米プロ2勝 |
| 松山英樹 | 2021年マスターズ優勝 |
| JJ・スパウン | 2025年全米オープン優勝 |
| ルドビグ・オーベリ | 世界ランクトップ10 |
| アクシャイ・バティア | PGA2勝の若手有望株 |
| ロバート・マッキンタイア | 2024年全米オープンT5 |
| リッキー・ファウラー | ベテラン人気選手 |
| ラッセル・ヘンリー | 近年安定の中堅 |
日本人勢——松山英樹が参戦、メモリアル前の調整登板
日本勢からは松山英樹が参戦予定。
翌週のシグネチャーイベント「メモリアル」を見据えた重要な調整登板となる。
コロニアルは全長7,209ヤードのパー70と、PGAツアーの中では短めの設定。
飛距離より精密なアイアンショットが要求されるレイアウトで、松山のショットメーカーぶりがハマる可能性がある。
過去のコロニアル成績はT12(2024年)、T28(2023年)と平凡だが、ここ数週間でショットが復調傾向にあり期待が高まる。
ディフェンディング王者ベン・グリフィン、連覇に挑む
2025年大会を1打差で制したベン・グリフィン(29歳)が連覇を狙って参戦。
同大会の歴史上、連覇を達成したのは唯一ベン・ホーガン(通算5勝)のみという難関だ。
「2年連続でこのトロフィーを手にできれば、ベン・ホーガンに次ぐ2人目になれる。
それを意識せず、自分のゴルフに集中したい」とグリフィン。
2025年シーズンは安定したパフォーマンスを継続しており、世界ランクも30位台前半まで上昇。
地元ファンの期待を一身に背負ってのコロニアル参戦となる。
注目株——若手オーベリは今季メジャー前の試金石
スウェーデンの新星ルドビグ・オーベリはマスターズで2位経験を持つ実力派。
コロニアルのような戦略性の高いコースは、欧州出身の彼の堅実なコース・マネジメントが活きるはずだ。
もう一人の注目はケビン・キズナー。
2025年11月のRSMクラシック以来、約7か月ぶりの公式戦出場をスポンサー推薦で果たす。
キズナーはコロニアルでこれまでトップ10入り3回の実績があり、ホームのテキサス(ジョージア州出身ながらテキサス州の大学出身)で復活Vも狙える位置にいる。
「松山選手、コロニアルは正直得意じゃないけど、メモリアル前の調整としてはちょうどいい大会。アイアン精度が戻ってきてるから、ここで波に乗ってメモリアルで爆発してほしい。」
スピースのスケジュール調整から学ぶ「練習と試合のバランス」
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