マスターズ本戦の開幕を翌日に控えた4月8日、オーガスタ・ナショナルのパー3コースで恒例のパー3コンテストが開催。イングランドのアーロン・ライが6アンダーで優勝し、計4つのホールインワンが飛び出す華やかな一日となった。
ライが4連続バーディーで栄冠
アーロン・ライは後半4ホールを連続バーディーで締めくくり、トータル6アンダーでパー3コンテストの優勝を手にした。ただし、パー3コンテスト優勝者はマスターズ本戦で勝てないという「呪いのジンクス」がゴルフ界では有名だ。実際、過去にパー3コンテストを制した選手が同じ年にグリーンジャケットを手にした例はない。ライにとっては嬉しくも複雑な勝利となったかもしれない。
4つのエースが会場を沸かせる
この日の主役はエースの連発だった。まず、ジャスティン・トーマスが2番ホールで最初のホールインワンを記録。会場のテンションを一気に引き上げた。続いて、ウィンダム・クラークが7番ホールで2つ目のエースを達成すると、パトロンたちのボルテージはさらに上昇した。
3人目は、キーガン・ブラッドリー。8番ホールでのエースで、ブラッドリーは「パー3コンテスト史上初の2年連続ホールインワン」という歴史的記録を打ち立てた。昨年もエースを決めていたブラッドリーだけに、もはやパー3コースの「エース名人」と呼ぶにふさわしい。
そして4つ目のエースはトミー・フリートウッドが4番ホール、84ヤードの距離で達成。息子フランキーがキャディバッグを担ぐ中でのホールインワンという、家族にとって一生忘れられない瞬間となった。
ケビン・ハート&ジェイソン・ケルシー、セレブキャディが大活躍
毎年恒例となっているセレブリティキャディの登場も大きな話題を集めた。コメディアンのケビン・ハートはブライソン・デシャンボーのキャディとしてオーガスタ・デビュー。白いキャディスーツに身を包み、バッグを担ぎながらギャラリーとのやり取りや選手へのアドバイスで会場を笑いの渦に巻き込んだ。「俺はこの仕事のために生まれてきた」とハートが叫ぶ場面では、パトロンたちから大歓声が起きた。
また、元NFLスターのジェイソン・ケルシーも参加。リッキー・ファウラーのキャディとしてコースを回り、体格差のある二人の組み合わせが注目を集めた。普段はフットボールのフィールドで活躍するケルシーだが、この日はゴルフコースでも存在感を発揮していた。
マスターズの「もう一つの伝統」
パー3コンテストは1960年から続くマスターズの大切な伝統行事だ。選手たちが家族や友人、そしてセレブリティをキャディに迎え、リラックスした雰囲気でプレーする姿は、本戦の緊張感とは対照的。小さな子どもたちがキャディバッグを引っ張る微笑ましい光景も、毎年恒例の人気シーンとなっている。今年も多くの選手の子どもたちがコースを歩き、オーガスタ・ナショナルの美しい風景の中で特別な思い出を作った。
翌日からの本戦では、ロリー・マキロイが史上4人目の連覇という歴史的偉業を達成。パー3コンテストの華やかさとは一転、本戦では壮絶なドラマが待っていた。
※ 本記事は海外ソースをもとにCryptoGolfClub編集部が独自にリライトしたものです。