CJカップ・バイロンネルソン2026第3R(5/23米国時間)。
テキサス州TPC Craig Ranchの最終組(13:45 ET発進)は、
シ・ウキム(-18首位)/任成宰(-13)/平田憲聖(-13)のアジア勢3人。
世界1位シェフラーや昨日「62」のスピースを差し置いて、コーンフェリーTour出身の日本人ルーキー平田が最終組入りする歴史的な土曜日となる。
1. 最終組はアジア勢3人で独占——シェフラー・スピースは2組前
金曜終了時点で-18の単独首位はシ・ウキム(30、韓国)。第2Rで「60」(ノーボギー11アンダー)を叩き出し、PGAツアー史上16人目の「59」まで18番のボギーであと一歩というスコアでフィールドを完全に置き去りにした。
2位タイは-13で6人横並び。そのうち最終組に入ったのが任成宰(28、韓国)と平田憲聖(27、日本)の2人だ。
世界ランク1位のシェフラー、昨日「62」(6連続バーディ)のスピース、4日連続60台のクラークらの大物が-13に並びながら、最終組から外れて2組前以降のスタートになった点が異例。
「PGAツアーの最終組がアジア勢3人で独占される」のは、近年でも極めて珍しい光景だ。
業界人Kの視点
PGAツアーの『最終組がアジア勢3人』ってのはゴルフビジネス的に大きな転換点なんよ。アジアゴルフ界が『主流』になっていく過程を目の当たりにしてる感じ。シ・ウキムの5打差リード、任成宰のホールインワン、そして日本のルーキー平田がPGA最終組——この3人が『同じ時間帯で世界を相手にプレーしてる』事実がすごい。コーンフェリーから1年でPGA最終組の平田は、日本ゴルフの新しい世代を象徴してると思う。最終Rの視聴は、ビジネス観点でも無視できんわ。
2. シ・ウキム——3年ぶり「5勝目」へ。最大の鬼門は『勝ち慣れた逃げ方』
キムの直近のPGA勝利は2023年ソニーオープン。約3年ぶりとなる5勝目はキャリア最高のタイミングで掴めるかどうか。
初日「64」→2日目「60」と36ホール124は、TPC Craig Rancnの大会36ホール記録。今週の超低スコア戦線でも頭1つ抜けている。
とはいえ、シ・ウキムは「保守的に守りに入ると崩れる」タイプ。
過去にも3R終盤で攻め急ぎボギー連発から逃げ切ったケース、土曜日に大叩きしたケースが混在する。
4年ぶりの優勝が懸かる土曜日、5打差を「攻める3R」で活かせるかが最大の見どころだ。
3. 任成宰——R2「ホールインワン+61」、勢いそのままに首位を狙う
任成宰(イム・ソンジェ/英名Sungjae Im)は第2Rで15番パー3でホールインワンを決め、「61」(10アンダー)をマーク。-13の2位タイで最終組入りした。
過去2年は優勝なしで足踏み状態だったが、今週はピン位置の難しい木曜から安定して64-61とまとめてきている。
「キムを唯一刺し返せる飛距離とアプローチを持つ」と地元メディアが評する韓国の34歳。土曜日にキムへの『5打差』をどこまで詰められるか注目だ。
4. 平田憲聖——「コーンフェリーTour出身の日本人ルーキー」が最終組へ
そして日本ファン最大の注目株は平田憲聖(けんせい・ひらた、27歳)。
JGTOツアー6勝の実力者が、2025年シーズンのコーンフェリーTourポイントランキング上位20名でPGAツアーカード獲得。
2026年シーズン、初年度の早い段階でPGAの最終組入りを果たした。
初日「64」(8アンダー)でいきなり首位タイ、第2R「65」(ボギーなし)でキムと並ぶ首位タイまで進出した。
9番のショートパットを沈めて任成宰と並んだ瞬間は、Twitter(X)で日本のゴルフファンが沸き立った。
日本人選手がPGAの最終組で土曜日にスタートを切るのは、近年では松山英樹(マスターズ含む)以来の出来事だ。
5. 第3R最終組と注目組のリーダーボード
| 順位 | 選手 | 合計 | R1 | R2 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | シ・ウキム | -18 | 64 | 60 | 3年ぶり5勝目挑戦 |
| T2 | 任成宰 | -13 | 62 | 61 | 15番ホールインワン |
| T2 | 平田憲聖 | -13 | 64 | 65 | 日本人ルーキー |
| T2 | S.シェフラー | -13 | 65 | 62 | 世界1位/2組前発進 |
| T2 | W.クラーク | -13 | 62 | 65 | 連日60台 |
| T2 | J.スピース | -13 | 69 | 62 | 地元ダラス開催/6連続バーディ |
| T2 | J.サバー | -13 | 63 | 64 | ルーキー |
6. 第3R見どころ——「世界1位封じ込み」が成立する条件
キムの5打差リードは、TPC Craig Ranchのような『60台が当たり前』のコースでは盤石ではない。
過去5年で、土曜日に5打差以上を逆転されたケースが3度ある。世界1位シェフラーが「62」を続投できれば、十分逆転圏内だ。
注目ポイントは以下の通り。
- パー5の取りこぼし:キムは前2日でパー5を計-7と完璧。土曜にこれをキープできるかが分水嶺
- 平田の落ち着き:初の最終組緊張をどう乗り越えるか。普段の安定したパッティングが鍵
- 任成宰のドライバー:直近2試合不調だった飛距離が、R2で342ヤード(自己最長)に回復
- シェフラーの「2組前マジック」:プレッシャーから解放されたシェフラーが先行スコアでキムを揺さぶれるか
7. 日本人ファンに向けた第3R観戦ガイド
第3Rの放映時間は5/24(日)日本時間 午前2時45分頃〜午前6時頃(最終組ティーオフ目安)。
WOWOWライブで生中継、見逃しはWOWOWオンデマンド。
平田がティーアップする瞬間は、日本人選手として近年最も注目度の高い土曜の朝のひとつになる。
キーポイント: 平田憲聖が最終組で-13 → 第3Rを-15(68)以上でまとめられれば、最終日も最終組残留の可能性が高い。日本人「2勝目」(青木功以来)が現実味を帯びる日曜になるかもしれない。
8. 関連記事・前日までの動き
- シ・ウキム「60」未遂——18番ボギーが分けたPGAツアー史|第2R詳報
- 任成宰「61」+15番ホールインワン|第2R詳報
- 平田憲聖2位タイ|第2R詳報
- スピース「62」6連続バーディで急浮上|第2R詳報
「自己流15年でベスト74まで来た身として、平田みたいな安定したスイングは本当に羨ましいよな。コーンフェリーから1年目で最終組って、ブロックチェーンと一緒で結果は嘘つかないんよ。業界視点では、コーンフェリーツアーがPGAの『プール』として完全に機能してる証拠。平田がここから更にステップアップできるかは、来週以降のメモリアルやメジャーでのパフォーマンス次第だと思う。日本人PGAルーキー初Vは、日本ゴルフ界全体が応援する瞬間になるはずや。日曜の朝、WOWOWに張り付く準備万端や。」