CJカップ・バイロンネルソン2026最終日(5/24米国時間)。
テキサス州TPC Craig Ranchで、ウィンダム・クラーク(31)が最終ラウンド「60」(11アンダー)の猛チャージを見せ、通算-30(254)の大会記録タイで3打差逆転優勝。
2024年AT&Tペブルビーチ・プロアム以来、2年ぶりのPGAツアー4勝目を掴んだ。
1. 最終日「60」——12番イーグルで首位逆転、後半34で押し切る
クラークは19アンダーの2位タイで最終日を迎え、首位シ・ウキム(韓国)に2打差からスタート。
前半9ホールを「26」(パー35)の超低スコアで折り返すと、運命の12番パー5で2オン→4mのイーグルパットを沈め、この大会で初めて単独首位に立った。
後半は14番・15番でバーディを追加し、勢いそのままに完全に試合を支配。
最終18番もパー上がりで「60」(11アンダー)をマーク、通算254(-30)は大会36ホール最少打数の更新には届かなかったものの、72ホール記録タイの数字となった。
2. クラーク復活の意味——2024年ペブルビーチ以来「2年間ノー勝利」
クラークの直近の優勝は2024年2月のAT&Tペブルビーチ・プロアム。
2023年に全米オープンを制した『ニュースター』として2024年シーズンはトップ10入りも多かったが、その後はメジャー予選落ち・ライダーカップ落選・ワールドランキング転落と、2年近く優勝から遠ざかっていた。
2026年に入ってもパッティングに迷いがあり、シーズン序盤は予選落ちが続いた。
本人は試合後「家族と最初に乾杯したい。ただただ嬉しい」と短くコメント。
「ベン・ホーガンが愛したテキサスのコースで、2年ぶりの勝利。これ以上の場所はない」と語った。
業界人Kの視点
2年のスランプから最終日60で抜け出すって、これはプロゴルフ業界でも話題沸騰なんよ。クラークみたいな大型キャリアって、メンタルの浮き沈みが激しいんやけど、テキサスという『ホーガンの地』で勝つってのは精神的リセットを意味してる。業界人目線では、彼の来季のマーケットバリューが一気に上がる。スポンサー企業にとっても『2年ぶりの勝者』は物語性があるからな。こういう復活劇は次の世代選手のモチベーションにもなるし、PGAツアー全体の商業的価値を上げる。ベン・ホーガンが愛したコースでの勝利ってのも、歴史の重みがあって、ゴルフビジネス視点では大きなニュースやね。
3. シ・ウキム——首位スタートも「66」、悲願の5勝目は持ち越し
金曜終了時点で-18の単独首位、土曜終了時点でも-21の首位で迎えた最終日。
シ・ウキムは粘って「66」(5アンダー)をマークしたものの、クラークの「60」にはついていけず3打差2位フィニッシュ。
2023年ソニーオープン以来、約3年ぶりとなるPGA5勝目は持ち越しとなった。
それでも-27の2位は、TPC Craig Ranchのこのコースでは堂々の数字。
キム本人は「クラークの60はリスペクトしかない。今週の自分のゴルフも次に繋がる」と落ち着いて振り返った。
4. シェフラー連覇逃す——5打差3位、最終日「64」も届かず
世界ランク1位スコッティ・シェフラーは2025年のディフェンディングチャンピオン。
最終日「64」(7アンダー)でしぶとくスコアを伸ばしたが、通算-25でクラークから5打差の単独3位。連覇は逃した。
シェフラーは試合後、「最終日に60が出る選手には敵わない。テキサスで負けたのは悔しいけど、来週のチャールズ・シュワブ(コリンアル)でリベンジしたい」と前向きに語った。
5. 平田憲聖は粘りのT12——日本人ルーキー、PGAでの存在感
日本人ファン注目の平田憲聖(27、コーンフェリーTour出身ルーキー)は、最終組のプレッシャーの中で最終日を「71」(パー)でまとめ、通算-16のT12位フィニッシュ。
キャリアハイスコアとはならなかったが、初の最終組経験を完走した意義は大きい。
第3R最終組入りした韓国の任成宰は「68」(3アンダー)で-19、T7位。
4日間トップ10争いを続けた韓国&日本のアジア勢の存在感が際立った1週間だった。
6. 最終リーダーボード(トップ10+日本勢)
| 順位 | 選手 | 合計 | 最終R | 賞金(万ドル) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | W.クラーク | -30 | 60 | 178.2 |
| 2 | シ・ウキム | -27 | 66 | 107.9 |
| 3 | S.シェフラー | -25 | 64 | 67.9 |
| T4 | J.サバー | -22 | 67 | 40.4 |
| T4 | K.ブラッドリー | -22 | 65 | 40.4 |
| T6 | J.スピース | -21 | 67 | 29.5 |
| T7 | 任成宰 | -19 | 68 | 21.3 |
| T12 | 平田憲聖 | -16 | 71 | 13.4 |
キーポイント: クラークの最終日「60」は、ベン・ホーガンも愛したテキサスでの歴史的な数字。賞金1,032万ドルの中から1位賞金178万2,000ドルを獲得、FedExカップ500ポイントも上積みし、シーズン後半戦に大きな弾みをつけた。
7. ファンの反応——「ニュースターの帰還」
米メディア・SNSでは「ウィンダム・クラーク復活!」が圧倒的多数。
「2023年全米オープンで見せた爆発力が戻ってきた」「最終日60は今シーズン2人目の偉業」など、PGAツアー全体に活気が戻る勝利として歓迎されている。
シェフラーが連覇を逃した一方、クラークの復活で『シーズン後半の主役候補』が1人増えた。
来週のチャールズ・シュワブ・チャレンジ(コリンアル)、その先のメモリアル、全米オープン(オークモント)へ向けて、ニュースターの帰還が確定した1日となった。
8. 関連記事・前日までの動き
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「最終日60って、自己流ベスト74の自分から見たら異次元の数字よな。2年ぶりの勝利を最終日60で決めるって、スコアは正直で嘘つかないわって思った。来週のコリンアルでクラークがどう続くかが本物かどうかの試金石やね。10年以上ゴルフビジネスやってると、こういう『復活劇』がいかに業界全体を活性化させるか見えるんよ。一人の選手の勝利が、後進の選手たちのモチベーション上げて、ファンの関心も集めて、スポンサー企業も潤う。ゴルフって、本当に『ストーリーが命』の業界やなって実感するわ。」